ハイカステージ 感想

HIGHCARD the STAGE - CRACK A HAND

@シアター1010

箇条書きの感想文です。舞台始まるまでにアニメ全話・ドラマCD二作品・コミカライズ全話・ノベライズNever No Dollarsまでは履修しています。

チェルシー役 明音亜弥さん

はっとするくらい歌声が良くて初日の帰り道とかにはもうラブコネクションのチェルシーのパートが頭から離れなくなってた。指さしくれたのでだーいすきになりました。客席しっかり見てて惜しみなくかわいく反応しててえらい。おたくが喜ぶこと分かってくれてて嬉しい。
アニメだともっとお姉さんな印象だったけど、舞台でもっとキュートな感じに寄っているぶん根の人間性がまっすぐな感じが際立ってた。フィンをかばってぜんぜん平気!ってすぐ返すところいつもすごく好きで情緒によっては涙が出る。クリスに肩組まれてめちゃめちゃ嫌そうな顔してるのがすごく好きでした。ギャルは不機嫌もはっきり顔に出るところがかわいいので。ミシェルとふたりでお買い物してるところ、毎日ちょっとずつ違ってたけどどんどん意味あるやりとりになっていってて仲良しになってて楽しかった。ミシェルと自撮りしてる回が大好きでした。そのあとご本人のSNSで舞台上でしたのと同じポーズ同じ文章で投稿してくれていて2.5が上手すぎる。引き続きSNSをフォローしてるんだけど思っていることを丁寧に言葉にしてくれて素敵な人だと思います。
2期17話のチェルシーが良すぎてずっと涙目、陰キャオタクくんだから明るくて優しい女の子に涙腺を握られている。


ミシェル役 行天優莉奈さん

実はとちぎ韓流なんとかでも拝見したことがあるかわいこさん、半年ぶりくらいに再会?できてうれしかった。ご本人の状態だと黒髪ロングでよりきれいな印象が強いけど、ミシェルのショートカットで幼い感じもすごく似合っててかわいい。
原作のミシェルってけっこう”妹”という記号的なキャラクターだと感じるんだけど(ミシェルがクリスにとって何をしたからどういう存在なのかということが描かれていなかったと思うので……わたしが忘れてるだけだったらすみません)、三次元に実在するかわいいでお出しされるとクリスにとって守るべき存在であることの説得力が出てくる。クリスの奇行もぜんぜん気にしてないあたりに兄妹だな……と感じます。「ずっと楽しみにしてたんだから!」のあとのクリスのリアクションが毎回違うし毎回やばいんだけど、何を出されても動じずぴかぴかした笑顔でノってるのすごいと思う。成人男性が突然謎の鳴き声みたいなのを発しても上を行くかわいいで打ち返しててさすがだった。4人のシーンはなにかとハプニングも多かったけど、ずっとほわほわしたかわいいチェルシーでいてくれていました。
ウェンディミシェルチェルシーで撮ってたTiktok、本当にかわいくてずっと見てる。3人ジャンルが違うかわいさでかわいい。

 

バーナード役 萩野崇さん

原作に比べると怪しさが500000000倍ぐらいになっていて、見に来てくれたお友だちに絶対ラスボスだよね?と言われていた。萩野さん、炎炎のときも声がよすぎて身内のなかで大ヒットしてたけど(「12年も前のことなんて・覚えていないなあ♪」)、今回も相変わらずのヒットでした。本当に事務員にしては声が良すぎているしストーリーテラーに向きすぎている。クリスを助けてるくだり、上手でずっとナイフ相手に素手で戦っていて何者?と思ってたらアニメ2期で強さが判明してた。ですよね。遊ぶのが難しいキャラクターだと思うけど、キングとのくだりだったりラストのクリスとのやりとりだったりのお茶目さがすごくちょうどいい塩梅でさすがでした。紳士の範囲内の遊び方だった。


ボビーボール役 里中将道さん

去年播磨谷ムーンショットという見た人間すべて里中くんにめろめろになってしまう舞台を見たので今回里中くんいてくれて嬉しかった。アニメで見てたとき普通に1話で退場のキャラかと思ってたから再登場でわりと混乱してたけど、さすがに里中くんの顔面と脚の長さで出てこられるとそんなすぐ出番終わることないのが分かりやすくて助かります。冷静に考えてなんで弾丸撃ち抜かれてあんなピンピンしてるのか意味わかんないんだけど。(ハイカード未履修で舞台来てくれたお友達、ボビーのあまりの生命力の強さにプレイヤーは全員不死身になるんだと妥当な勘違いをしていた。)
手足がめちゃめちゃ長いし動きが大きくて景気よくていいです。手を叩くのも台を踏むのもすごい音出すからもう喜んでしまう。回し蹴りするたびに心の中の一年トリオが「出た!脚長キックー!!」って言ってる。(し、クリスが美しいハイキックをしながら登場すると脚長の戦いだ!になる。)フィンを追いかけて車に乗り込むところ本当にお行儀悪くて好き。動いている階段にあの勢いで乗るか?若いときのセオドールを兼役で里中くんにやってほしい個人的な願望があったんだけど、出てるシーンで大暴れしててどう考えてもたいへんなのでわがまま言えない。
里中くんて真顔の印象と比べると笑顔がめちゃめちゃかわいい人なんだけど、その笑った顔がボビーという役にすごく映えるなと思いました。何かと裏や葛藤があるハイカードのメンバーとは違って彼は迷わず今の生き方をしていて、情緒に子どもっぽいところがあるキャラクターだと思うので。(本人も自覚していない善性のようなものは持っていたとしても。)破壊しながら笑ってるけど露悪的というよりある種の純粋さがあるのがらしいなと思います。ボビー回の挨拶でしっかり原作のSS宣伝していてえらかった。毎回ニャットさんに負けないという気持ちで挑んでいると仰っていてテニスで育ったおたくなのでそういうところ大好きだった。スクワッドでにこにこなのとてもかわいい。

 

ノーマン/リンジー/エドノーラン/ランチマン/タイラー役

久保田さん兼役が多いと聞いていたのでワンチャンオーウェンやらないかな?!と思ってたけどなかったです、絶対似合う。原作見たときはノーマンにくぼひでさんはビジュアル的に勿体なくないか!?と思ったけどなんだかんだずっといろんな姿で舞台にいてとてもお得でした。10年以上ずっと綺麗なお兄さんでい続けていてすごいし、綺麗なお兄さんでい続けているのにいちばん最初に褒められるところが顔以外になってるのがまたすごいと思う。
キングを演じるにはさすがに顔が綺麗すぎると思っていたけど、そういう部分を超えてしっかり奇人でした。出てきた瞬間第一声から場を掴んでた。人ってあそこまで顔歪めながらしゃべることが可能なんだ。レオ、キングの顔だけで笑っちゃってたりするけど変顔のレベルが高すぎるから仕方ないんですよね。 キングとレオのふたり、希釈して言えばおもしろおじさんと子どもなのでちょいちょい空気感が教育テレビになっていて大変かわいいと思う。舞台2階での絡みもすごい迫ってくところも毎回楽しかった。もふもふの耐久性の話をした回にキングのもふもふをぽすぽす殴っているレオ様もとてもかわいかったです。
オリジナルキャラのエド・ノーラン、耽美ショータイムを美しすぎる人がやってくれてとても助かりました。「いい顔が並びすぎててあそこだけ画質が4kになる」「あそこだけ作画が違う」などわたしの周りでもたいへん好評でした(?)久保田さんの演技がすごいから石橋くんもここが楽しいみたいで嬉しいです。ここ二人のシーン、脚本的にはわりと間が抜けたところがあるけどお芝居と顔で完全にそういう世界を作っていて突っ込ませない力がある。(ノベライズを見た限りレオが知らない人に対してあそこまで油断するか?という点と、どうしてレオの懐に現金がないことを確認しなかったのか、カードを持たせたままだったのかという点、お互いうっかり屋さんすぎる。)(アタッシュケースにしかお金持ってなくてちょっとごはんとか買うのにいちいちアタッシュケース開くレオ様、嫌だろ。)
リンジーも舞台で見て改めて好きになった。フィンは孤児院育ちだけど本人からしたらそれがコンプレックスではない(そう振る舞えるくらいには世界に絶望してない)、そういうことが分かるリンジーでよかった。一人で何人もの子どもの面倒を見ないといけないという立場だとどうしても先生みたいになってしまうと思うんだけど、リンジーはたぶん正しすぎないのが子どもたちにとってよかったんだと思う。『思い切りぶん殴っちまえ』も、子どもの教育的に正しい教えではない。けど外で孤児院の子が誰かを殴ったってなったときに頭を下げに行くのはリンジーで、それでもいいと言ってくれるのは特別な愛情だと思う。1幕ラスト、里中くんが景気よく登場するので忘れかけるけど、「何か危ない仕事でもしてるんじゃないか」の数秒後に育てた子が拳銃持ってたら泣いちゃうよ……。普通の親がそうであるようにリンジーにも不器用なところがあって迷いながら、かといって病むこともなく子どもたちを育ていて、だからこそフィンがまっすぐ育ったんだって思えてよかったです。

ヴィジャイ役 松田岳さん

イカードのなかだと唯一刀や銃を持っていなくて戦闘シーンが映像に合わせたダンスって感じなんだけど、松田岳さんのダンスは最高なので本当に楽しい、助かる。2.5であんまり映像ばかり使われるとうちら映像見に来てるわけじゃないんだが?になるんだけど、映像に合わせる人間のほうがすごいとめちゃめちゃ楽しい。最後のvsボビーボール、能力を映像で表現している同士だけど動きが好対照でいいなと思います。能力を伝えるために映像は必要だけど、なくても戦闘としては成り立ってると思う。vsビルウェンダースのとき、倒れるときの倒れ方も背中から行っててとんでもないんだけど起き上がり方も魔法みたいですごかった。あとなんかクリス助けてるところの下ですごいなめらかにすごいイナバウアー(誤用のほう)してて体幹強すぎて喜びました。あとスクワッドの「♪運命を揺さぶれ」のラジオ体操の最後のやつみたいな振り付けいつも身体の可動域がすごくてびびる。自分にできない動き方をしている人を見るってそれだけでカタルシス
ヴィジャイってアニメだとメイン回もなくてキャラが掴みづらいんだけど、あのとんでもなく浮世離れした感じで圧倒的に存在していたので分からざるを得なかった。生き生きしていたしめちゃめちゃ存在感強い。モチベが終わることなく全通できたのは半分くらい松田さんのおかげです。個人が面白いだけじゃなくて周りの良さやかわいさも出しながら面白いのが嬉しい。「 終わりです」の汎用性高すぎるからハイカステージもっと流行っておたくのあいだに膾炙してほしい。松田さん、アフタートークで『実家から送られてきたじゃがいもの芽が伸びてしまったんだけどどうしたらいいか』という不思議お便りが読まれたとき、「じゃがいもは昔花として育てられたから花を育てたらいい」ってすごいいい感じの回答をしていて、トンチキアドリブのようでしっかり下調べしてるんだって感心しました。
いつもレオを笑わせて困らせているヴィジャイだけど、オークションのシーンでレオを落ち着かせようとしても結局全く落ち着いてないレオにちょいちょい笑い崩れてるのがすごくかわいかった。けっこう本人もゲラっぽくて、ウェンディとのひまわりの種のくだりで思ってたよりウェンディが近くにいてウケてたりもしてて平和でした。あとカレーの日替わりでレオを笑わせちゃったあと「ふざけすぎましたね……」って言ってた回もかなり好きでした、自覚あって(ペッパーくんの回)。カレーのシーンはレオの答え方にバリエーションがつくような投げかけをしてくれていつも嬉しい。彼のおかげで汗かきながらみんなでカレー食べてくれるレオや腸活をするレオ、辛いカレーより甘いカレーが好きなレオなどが爆誕してくれていて嬉しい。(ところでレオは仕事中にコーヒー暴飲してるくらいなので子ども舌なわけではないとは思うんだけど……という話をお友だちにしたら成長期にカフェイン摂りすぎると身長伸びなくなるよーと言われていて、すごく良かった。)
劇中ではずっとエレガントな動きをしているけど、スクワッドではすごい元気で楽しそうでなんかもう全身から健康が溢れ出ていて軽い頭痛くらいなら余裕で治せそうだった。大型犬でありねこちゃんでありセクシーダイナマイトでもある。カード回収したあとに回収したカードを口元に寄せるしぐさをする回があってセクシーすぎて狂った。名刺の日は跪いて名刺を渡してくれるのでばっきばきにめろめろになりました。

ウェンディ役 七木奏音さん

お友だち連れてったんですけどかのんちゃんが歌うと急に音響が良くなったように聞こえる!と言っていて笑った、分かる。七木さんのことたくさん見たことがあるってわけでもないけど、カーテンコールとかでご本人としてしゃべるとすごいふわふわしてて役とのギャップでつねに客席をめろつかせている人だと思ってる。そういうところが自分を律しようとしてるけど律しきれない、そこがかわいいウェンディに合ってるな~と思う。パンツスーツにパンプスでばちばちに殺陣をするかっこよさと普段のお芝居パートでのいとおしさ、どっちも100点満点でした。ラブピの髪を振り乱して戦ってる感じ大好きなんだけど、「気持ちイイ~」でばっと顔を上げた瞬間に髪がぜんぶ後ろにいって顔がはっきり見えてる回があって本当に美しかった。
イカードブギの名乗り、レオのイキリ(by一慶さん)が強くなるごとにウェンディはセクシーさを強めていってるのがすごく良かったです。かわいくて清潔で、だけど大人の女性だ~と思えるところが好きだった。
男性キャストメインの2.5で女性キャラのランダムグッズはなかなか交換できないことが多いし、かのんちゃんだったら手元にあっても嬉しいんだけど、普通に交換決まってた。アイドルやタレントではなく舞台女優として人気になれる人ってけっこう一握りだと思うから本当にすごいと思います。かのんちゃん、いると喜ばれるから人を誘いやすくて助かります。わたしは数少ないお友達のことはあまりにもつまらない意味のない現場には極力招待できないので、この人がいるなら楽しそうって思ってもらえる俳優さんが推しと共演してくれることは本当に嬉しいんだ。

 

レオ役 石橋弘毅さん

キャラクター紹介を見た段階でこの子を推しめんが演じるのは最高な予感がしたんけど、アニメの父親とのくだりで完全に好きになってしまった。アニメを見終わって我慢できずニュータイプ集めてノベライズ読んだくらい。(UNiFY現場なさすぎて常に暇なのは、ある。)なんでもできて傍から見るとなんでも持っているようで、一番欲しいものだけは一生手に入れられない、尚且つわたしはその欲しいものに絶対なれない、そういう美少年/美少女のことを細胞から好きなので仕方がない。
石橋さんのことたぶんみんなかわいい顔だと思ってると思うんだけど(?)パーツで見るとかわいいだけじゃないところがすごく好き。本人もぼーっとしてると目つき悪いって言われるって言ってたけど、印象強い瞳が子どもみたいなかわいい輪郭とパーツ配置に嵌まってるところがすごく好きで……。かわいいんだけど睨んだらちゃんと怖さがある。身長はまあ高いんだけど、周りのみなさんはわりと肩幅や身体の厚みがしっかりしてるから体格差で子どもに見えますよね?!オークションのシーンでヴィジャイに落ち着いてって腕を支えられてるところ、松田さんの手がめちゃめちゃ大きいのと石橋さんの腕が細いのとでそこだけ見るとちゃんと21cmの身長差を感じる(?)身長を見るとフィンとだいたい揃うからここがハイカードの子どもたちです!って感じになるのも良いと思う。
原作のレオ様はフィジカルでの勝てなさみたいなところがたいへん萌えっとしていると思うんだけど、舞台化で身長が10㎝以上高くなったとはいえそのへんが強くなってなくて良かったです。キングと押し合いになるところ、レオはいつも負けそうになってるのに千秋楽にヴィジャイを身代わりにしたらヴィジャイは余裕で上手まで押していけてて大喜びしちゃった。最初のラブピタイムで他の三人が応戦してるなか一人アタッシュケースに守られてるだけなのもかわいい。(ここマイクオフなのにヴィジャイ!って叫ぶ声がでかくてかわいい。)(これ原作の自信満々でドデカ金庫落とすんだけど結局だめでウワー!ってなってるのもすごく好き。)あとクリスからクリーニング代を受け取るところですぐ渡してもらえなくてクリスの手首がって掴んだりしてる回も、なかなか捕まえられてなくてかわいかった……萌え。 あと色んなインタビューなどで晴己くんに衿のドアノッカーを触らせないって言ってたのに2日目くらいでもうコンコンされてたし、他の人にもわりといじられていてだんだんレオ様の隙の象徴に見えてきていた。隙引っ付けて生きててかわいい。
舞台だとわりとずっとむっとした表情をしてるけど、要所で出る不遜な笑顔におお喜びしてしまう。フィンとのやりとり「ほう?小市民のわりにはいい度胸してるな、この野犬が」ここの「ほう?」がいつも最高にいい笑顔をしていて大好き。(あとここだと子ども店長って言われて元気に煽り返してるのにあとからめちゃめちゃ怒ってるの、嫌だったんだね……って感じになる、かわいい。)あとオークションのシーンでオークショニアに仰がれたり肩揉まれたりして勝ち誇った笑顔になってるのもすごくいいです。俳優おたく1年生みたいな感想だけど本人があまりしない表情を見せてくれるから俳優仕事って最高。
それとバーナードさんに「任務は理解した」って言ってるときの微笑み、レオ様が信頼している人にだけ見せる笑顔という感じで大好きでした。エドノーランににこにこ愛嬌してるところ、こんなかわいい顔してたら誘拐されちゃうよ、心配……(きもおたく構文)とか言ってたら本当に誘拐されるので、ほら~!って言ってます。
レオは口は悪いけどお行儀はいい、というのが実在すると本当にかわいかった。オークションのとこぜんぜん音がしなさそうな拍手しててかわいい。つまんなそうな顔してるきれいな男の子のこと大好きだから嬉しい。あとスクワッドの「♪僕を嘘つきにしたくないからさ(クリスのパート)」のとこで片膝立てて座って手に顎を載せてるところ、指先まで本当に美しくて大好きだった。ずっとお利口さんなノリ方しててかわいい。
ディーヤのゼブン事件、レオ様にはまだセクシーの引き出しがないんだというところを感じて萌えっとします。(石橋さんにはあるので。)ところでネクタイの柄、ムじゃなくて7!の回あったけどあれレオのLなんじゃないのか。(関係ないけどレオ様お買物は外商だと思うんだけどデパートの担当さんにレオ様はライオンモチーフがお好きだと認識されているであろうことを思うとカワイイ。)
エド・ノーランとのショータイム、こちらは本当に毎回大喜びしてしまってるんだけど、演じている本人もお芝居として楽しんでるっぽかったので良かったです。2幕の最大瞬間風速。美しい顔の人間がほっぺたをナイフでぺちぺちされてるのを見るのが好きってどこからきたへきなのか自分でも心当たりがないんだけど、たぶんおたくはみんな好きなやつの類だよね。ぺちぺちされてるほっぺたの質感が健康そのものでたまらない気持ちになります。父親の復讐のためにカメラ中継した上で息子を嬲り殺す計画、正直それがセオドールへの復讐になるとは思えないんだけど、レオにとってはいちばん辛いことなのでたいへん苦しく萌えを感じる。よりによってレオにとっての父親に自分が無力に殺されるところを見られるの、一番辛いよ。ノベライズで好きなレオ様第3位は父親が自分の通知表を見ることはないって分かってるのに万が一のために好成績を取っておくレオ様です。健気で……。
大人にとっては何度も経験したようなことでも子どもにとっては新しく目に映る、みたいなところをすごく愛おしく感じる。レオは普通の子どもとして育てられていないから尚更。キングに迫られてばって振り向いてヴィジャイに助けを求める表情がいつもすごくかわいい。レオ様って子どものころいないいないばあとかされたことあるのかな、ワンチャンない、初めてレオに変顔を向けてきた人がキングだという可能性もぜんぜんある。そりゃあいくら様々な訓練を積んできたレオ様といえどもあの反応になる。大人に囲まれて育ってきてるから同じ子どもの立場で喧嘩できるフィンという存在も初めてなんですよね。大事にしてほしい。(ケントは馴れ馴れしいだけで最初からレオのことやたら好きだったのでまた関係性が違う、たぶん。)
スクワッドのレオ様、楽しんでいるけどはっちゃけすぎてはいない絶妙な塩梅の表情をわりとずっとしているんだけど、歌詞の「♪笑って散るんだ」の笑ってのところだけ毎回笑ってるの表情コントロールうますぎて痺れる。あとなんか後ろでみんなが歌ってて後ろ向いてるところでめちゃめちゃ笑ってるけどけっこう見えててかわいいです。
笑ゥせぇるすまんで長ゼリフを一回も噛んでなくて大好きになったんだけど、俳優仕事がそこまでないわりに心配なく見られる部分が多くてやっぱり好きになります。謎グループに所属する俳優のこと好きになってしまって所詮わたしって接触厨なんだと思ってたけどやっぱり演技してるところ見られるのは嬉しい。もっと舞台を作る人たちに見つかってほしいしもっと色んな役が見たい。よろしくお願いします。

 

クリス役 丘山晴己さん

ドラマCDの増田さんがすごく楽しそうなのが印象的だったんだけど、丘山さんは丘山さんですごく生き生きしていて楽しそうでした。笑い起きてるけど空中ですごい回ったりしてて普通にスキルがすごすぎる。彼らしさが生きる役ですよね。丘山さんも本人はあんなにわけわかんないのに舞台上だとなんでもできてかっこいいのが本当にずるいな……と思うので。普段おちゃらけて振る舞っているからこそ根にある冷静さが際立つのは丘山さん本人にも感じるところな気がする。
原作の問題なんだけど仕事中の相手にまでナンパしてくるキャラクター設定はいくら顔と年収が丘山晴己さんでもちょっと……となるところ、あのほぼ歌みたいな台詞回しだとそこまで気にならなくなる気がする。(あとカフェ店員の男性にもちゃんとお礼言ってたりというところで多少加点されてはいる。)丘山さん、声が本当に好きなんですよね。ただただ聞いていて心地いい。
舞台後半のシーンでも湿っぽくなりすぎてないのがありがたかったかもしれない。あれだけ表情豊かでありながら、最後病室で目を覚ますまで本当の笑顔を取っておけるのがすごい。
ところで、カードがプレイヤーを選んでいるというのはランダムに選んでるわけではなく、能力を求めていそうだったり使いこなせそうな人を選んでいる側面もあると思うんだけど(♦7が貧乏な人を選ぶことはたぶんないみたいな)それで言うと何度死に至る痛みを与えられても生き続けてしまう能力がクリスに与えられたのは父親の想いか呪いかそういうのを感じる。

 

フィン役 赤澤遼太郎さん

赤澤くんを初めて見たのはたぶん龍よ略だったんだけど本当に主人公が似合う人。丘山さんや松田さんのとんでもない日替わり要素をしっかり拾える赤澤さんのほうもめちゃめちゃすごい人なんですよね。ちょっとした台詞も変えている部分が多かったけど、それを拾える赤澤くんがいてこそという感じでした。舞台上のちょっとした変化も放っとかないしカーテンコールや写真撮影タイムで構って感を出す推しめんにだいたい構ってくださっていてすごく気が利いていて優しかった。台詞で怒らないといけないのに笑いが引かなくなってしまったレオに「情緒やばいぞ!?」と突っ込んでいたのはこころに沁みました、怒りながら喜ぶっておたくがよくやるやつなので……。
曲中も盛り上げ上手。ハイカードブギ、最初は観客に手拍子を促してたけど観客から手拍子してくれるようになってからは任せてくれるようになったし、そのことに対してカーテンコールで言及してくれたのがすごく真摯だと思った。
原作はけっこうどこかで聞いたことのある台詞が多い印象なんだけど、赤澤さん本人が持つ光属性感があるからかあまり陳腐に聞こえない気がする。ヴィジャイの「フィンが来てからハイカードは明るくなりました」という台詞も、本当に台詞自体はありきたりなんだけど、なんの恐れもなくストレートに感情を表に出すフィンが存在しているから本当にただそうでしかない台詞になってる。クリスだけではなくレオもウェンディも、なりたい自分と本来の自分に乖離があって、あるいは本来の自分のままに振る舞うことに躓いたことがあって、だからこそフィンみたいな人がそばにいることで影響される部分があるのはよく分かる。
赤澤くんのことはずっと有能なわかはいってイメージが強かったんだけど、見てるうちにしみじみとかわいいな……となっていました。特にリンジーに対するフィンの振る舞い本当にかわいい。リンジーにプレゼント渡すところ、途中から背中にプレゼントと花束隠してリンジーこっち来てって言うようになってるんだけどその言い方がもう本当にかわいかった。
SNSだったりカーテンコールだったりを見ていると赤澤くんを主演に選びたくなる気持ちがすごくよく分かる。キャラと合っている、スキルや集客に不安がないのはもちろんのこと、稽古場やバックステージでの様子を発信してくれる、原作の動きについてもきちんと反応する、そういう部分で誰にでも分かるように誠実さを見せてくれるから信頼できるんですよね。

 

アンサンブルのみなさんも大活躍でした。絶対にミスできない舞台装置の転換も多かったけど見ていてヒヤッとするところもなく14公演終えられたのは本当にすごいこと。
アンダーから急遽出演になった関さん、実は小劇場の主演舞台を見に行ったことがあって、それに気づいてから解像度が爆上がりしました。ラブコネクションの曲中で志村さんとペアになってるときにめちゃめちゃ仲良しなの本当にかわいい。スクワッドの最後は神谷さんと関さんでレオを挟んで肩を組んでいて好きな並びでした。
番役数が多く大活躍の永咲さん、モリミュでも見ていたけど本当に安心感がすごかった。声が本当に素敵。どの役をやっても説得力がある。ニャットさんやアーヤさんはもちろん好きだったんだけど、地味にキングと絡むリポーターさんが好きでした。なんかずっとかわいくて……。


原作アニメを見た段階はストーリーに真新しさがなく普通で、ただキャラ造形は良いという印象でした。倫理的に気になる部分、展開に突っ込みたくなるところはちょいちょいある、けどキャラクターそれぞれが持つ悩みだったりを簡単に救わせないところが良かったと思う。アニメ12話分をまとめて舞台にすると聞いてかなり駆け足になるんじゃないかと心配したけど、逆にこれくらいのテンポ感でちょうどよかった。かなり思い切って色んなシーンをカットしてたし原作にないシーンも増えてたけど、それぞれのキャラの核は捉えられていたと思う。2.5は脚本の取捨選択にかかってるよねーという話を友達としました。14公演すべて開演時刻ぴったりに始まって終演時間が大きくずれることがなかったのも地味にすごい。ツキステオタクのお友だちに今回の松田さんの日替わりの話をしたらタイタニック日替わりで新幹線逃しかけたトラウマを蘇らせてたけど、今回日替わり多かったのになぜか終演時間が伸びてなかった。こういうのって演出家の手腕なんでしょうか。
あとはとにかく楽曲がよかった。OPで演出家が出オチなのは微笑んでしまうけどやっぱりずっと好きな歌声なので嬉しかった。メンバーそれぞれの自己紹介ソングがハイカードブギで楽しくまとまるのもすごい良かった。台詞や心情を歌う曲というわけではなく歌として歌っていたから、いきなり歌う2.5が苦手という人にも受け入れやすかったんじゃないかと思います。
やっぱりEDのスクワッドは多幸感がすごかった。どうしても推しメンばかり見てしまうんだけど、歌割りもよかったしアニメEDとリンクさせた振付が本当にかわいかったです。どっかでヴィジャイが間違えて一段上に座っちゃってめちゃめちゃウケてた回があった気がする、すごくかわいかった。最後は悪役もミシェルもアンサンブルも全員横並びで肩組んでるのがすごく好きでした。
客席降りはどん底まで病むときもあったけど最終的には寛解したのでよかったです。時間に余裕あるのにさっさと名刺しまわれるの本当に嫌だったけど……。
キャスト同士でいい関係性でいることが物語のなかで絆が深まっていくハイカードのメンバーとリンクしていて、こういうのが2.5の良さだなあと久しぶりに思えてよかったです。石橋さん的には数少ない舞台出演だけど、他のキャストからしたら他にもたくさん出演作品があるなかの一つでしかなくて、それでも大切な作品で大切なカンパニーだと言ってくれることが本当に嬉しかった。舞台が終わっても配信やSNSで思いを伝えてくれる人がたくさんいてくれた。


何より運営が普通にまともで情報解禁からずっと夢のようでした。出演者が事前に分かってるしチケ発もラジオも告知するし公式SNSに誤字脱字がないしコンテンツ多いし開演時間に開演するし終演時間も大きくずれないし物販のレジ数も十分だしグッズ意味不明な枯れ方しないしグッズに誤植ないし公式通販に発送までの目安の日数明記されてるしランダムグッズの交換が禁止されてないし無意味に客の個人情報を紙に書かせないしどの列が何に並んでるのか分かるし客をお姉さ~んとか呼んでくる劇場スタッフいないし配信ができるし配信を見る権利がある人は配信を見られるしチケット販売時間にチケットを買えるし当落日に当落が出るし衣装がお下がりじゃないし自分の歌割り忘れる人いないし感謝を伝えるべきところでまじめな話をできるし本当にこういう現場がずっと続いてほしい。←この記述、いきなり何?と思われるかもしれないけどUNiFYというアイドルグループにできないことの一部です。推しめんを演者として大切にしていただいていて自分が普通に客として扱われることが本当にしあわせだった。

学生ランウェイを見に行った日記

GAKUSEI RANWAY 第2弾 2023/12/10
@なんばhatch

思い返しても人生でいちばん大変だった現場でした。次回開催も決まってるので該当になった方の何か参考になれば。

関コレに出場するモデルのオーディションがメインのイベントです。小学生~大学生のモデルの卵300人から会場投票で関コレに出場するモデルを決めます。この300人のモデルのランウェイの間にゲストアーティストのライブやインフルエンサーが出演するブランドのランウェイがあります。

まず入場について、公式HPの記載は以下↓(コピペです)
1階スタンディング入場無料
※入場にチケットは必要ありません。
※入場は待機列に並ばれている順となります。
※会場が満員になり次第、入場を規制させて頂きます。
※2023年12月10日(日) AM7:00からなんばHatch3Fエントランス広場にて、待機列整理をさせて頂きます。
それ以前の方は皆様無効とさせて頂きますので、ルールを守った上でご対応いただきますようお願い致します。

開演15時、開場14時半、入場待機列形成開始が朝7時。
整理券などなく開場時点で並んでいる順番に入場になるので、7時から並ぶ人は7時間半ひたすら屋外で待ち続ける。
そしてHPには記載されてないですが、ランウェイモデルの招待者の列とそれ以外の一般の列とでわかれています。

私は招待チケットで10時半頃に到着、この時点で招待者の列は3階エントランス広場を超えていて、12時頃に見たときには3階から1階まで列が伸びてました。今回300人のランウェイモデルそれぞれに招待チケットを20枚=6000枚配っていたらしく、それが本当なら招待でもかなりの人数が入場規制の対象になる。(なんばhatch1階席のキャパは約1700程度)

ちなみに招待チケットについて、私はインスタで招待チケット渡せますと言っているモデルさんを見かけたので直接DMしてもらいました。その子は良かったら投票してくれると嬉しいくらいの雰囲気だったけど、招待チケットあげるから投票してって人は色んなとこで見かけました。(あと学生ランウェイって単語を入れているツイートに無差別で招待チケットありますってリプを送ってくる謎のアカウントもあった。)招待とはいえ客席内に関係者エリアみたいなものがあるわけではなく、いい場所で見たければ一般と同じように7時から並ぶ必要があります。入場の際に事前にモデルさんから受け取った紙チケットをもぎられます。名前を控えられたりはしないので運営側も招待チケットが実際どれくらい捌けてるかは把握してないと思う。

で、この長蛇の列の招待枠とは別に一般の枠もありここにも早朝から並んでいる人がいる。一般の列はほぼエントランス広場に収まるくらいの人数だったけど、すごく人数が増えてる印象はなかったので割合的に早朝勢はかなりいそうでした。
招待チケットは一般枠より優先的に入場できるものだけど、その招待チケットを会場のキャパを遥かに超える数出しているので、一般枠は何時から並ぼうが入れないことになる。(ただ列はほぼ同じくらいに動き出したように見えたので実際は早朝から並んでいたような一部の人は一般でも入れたりしたのかな?とも思うけど実際のところは見てないので分かりません。公に招待チケットについての記載はなく招待チケットの存在も知らないのが普通なので、整列開始時刻から並んでいい場所どころか入れもしないってなったらさすがにもうちょっと炎上してる気がする。)*1

この現場、とにかくアナウンスがない。この規模のイベントだと拡声器で列の最後尾がどこかアナウンスするスタッフがいるのが普通だと思ってたけど、ここのスタッフは基本的に聞かないと教えてくれない。明らかに人員が足りてないのでその場にいるスタッフが悪いとかではないけど。
公式SNSにも入場規制などの情報を流さない。出演者も「無料なのでお近くの方は気軽に来てください」くらいのテンションで告知してたけど、その場に行かないと入場規制になってることも分からない。会場内にいる人も外の様子が一切分からないから下手に動けない。
スタッフが列を見ているわけでもないので、横入り待ち合わせもめちゃめちゃ多かったです。これはUNiFYでもよく見るからある程度はどうしようもないけど(どちらかといえば現場で協力できる友達を作る努力をしてない私みたいな人間のほうが悪い)、電話で「いまから並んでも入れないよ、私達前の方並んでるから来なよ(※関西弁)」みたいな会話をして5人くらい前に入られたときはさすがにやや虚無った。せめて公式に横入り待ち合わせ禁止の文言ひとつあればと思うけど、まあしょうみ最前入れる位置じゃなければ大差ないのはある。

ちなみにわたしは一人で来てるのに寒さ対策と暇つぶしの本だけで4時間入場待ちしようとしていて完全に舐めてました。たまたま並んだ位置が階段で段に座れたから良かったけど、早く行ってたら壁沿いですらない地べたしかないので敷物や折りたたみの椅子は必須です。
隣にも一人で来てる方が並んでいて、お手洗いやコンビニに行くあいだ荷物を見てもらうことができたのでギリ一人でもなんとかなりました。並んでる人の多くは家族連れかモデルの友達の学生のグループかおたくのグループで普通に声かけづらい感じなのでたまたま親切な方が近くにいて助かりました。複数人で来てる人たちはマックとかテイクアウトしてピクニックみたいにしててそれはそれで楽しそうでした。というか会場内に比べると入場待機列は眠気が辛いくらいでぜんぜん天国だったと言えます。座れるし12月なのに気温の高い日でそこまで寒くなかった。ただ次回開催は6月で、屋根はないし場所と時間によっては日なたです。頑張ってください……。

入場してからは混雑・動けない・立ちっぱなし・暑い・タイテなしで、分かっていたけどまさに苦行でした。
外の時点であの列だったので中は当たり前にぎゅうぎゅう詰めです。モデルさんの関係者で未就学児くらいの子どもを連れてる人がわりといて、ここまで混むとは思ってなかったんだろうけど本当に大変そうでした。足元に座り込んだりでひやひやした。現場で髪を引っ張られるという経験を生まれて初めてしました。仕方ないけど子どもを抱き上げている人やうちわを頭上に掲げてる人もかなりいた。ぎゅうぎゅう詰めのなか待ち合わせ無理やり前に来る人もまあいました。我が子に本気の親御さんたち(正しい)と、過酷だとわかっていて現場に来る選択をしたおたくたちが同じ空間に詰められていた。

混雑と同じくらい暑さも辛かったです。外に並ぶことを考えて寒さ対策を万全にしていったのが仇になりました。カイロとか持っていってたけど全く出番なくて、むしろ汗拭きシートとハンディファンがほしかった。途中お手洗いに行けない想定で飲み物をしっかり持っていかなかったことも後悔しました。体調崩さないためにも多めに持っていったほうがよかった、汗で出る。ドリチケはあるけどドリンクの引き換え所は入場の動線から外れてるので入場を優先すると受け取れないです。
普通に汗かいてメイクもひどいことになったので、真夏の外現場のテンションでベースメイク仕込むべきでした。周りの方の好意もあり推しの出番のときには1.5列目くらいに入れたけど、顔も髪も表情も本当に終わってたと思うので今日ばっかりは本当に推しに見られたくなかった。(推しからしたら大して変わらんだろうけどおたくは自意識過剰なので)あと客席はしっかり配信に映されます、下手に化粧直しもしづらい。

そしてタイテがない。UNiFYはゲストアーティストのなかで出番が最後だったからか、イベント開始から2時間くらい経ってから出演時間の告知があったけど、他のグループはそういうのもなさそうでした。出番が遅いほうが待ち時間が長いぶん前の場所に行けるチャンスは増えるのはいいけどとにかく立ちっぱなしの待ち時間が辛い。足が痛くても足元に周りの人の荷物があったりで立ち方も変えられない時間もあって本当に本当にきつかった。

ランウェイモデルの出番は15時20分頃(300人全員出演)・19時30分頃(決勝に残った100人)・20時35分頃の結果発表と3回あって、決勝に残ると最初から最後までステージに出ることになります。なので最前とかいい場所にいるモデル関係者は基本的にずっと動けない。普通に全編楽しんで見てるモデル関係者も多かった。ぱっと見でモデルの関係者なのかゲストのファンなのか分からないくらい。周りに気を遣ってしゃがんでくれたり交渉で目当ての時だけ場所代わってくれたりはありました。

予選が終わったタイミングと人気あるグループ(今回だとicexさんとか)の出番が終わったときがいちばん客席が動いた印象です。

あと小学生の子も20時過ぎてもステージ上に出てくるみたいでした。知らないけど厳密に労働ではないのかな。

ちなみにこのイベント、2階指定席のチケットも販売していて、このチケットがあれば早朝から並ぶ必要もないし途中退席しても戻って来れるので楽したいなら絶対取ったほうがいい。
ただ正直それぞれのグループの持ち時間って20分程度だし、それだけのために大阪まで遠征してチケット代10,000円出して2階席から見て虚無らないかと言われると自信がない。
体力的にきつすぎてランナーズハイみたいな状態になってて、こう、頑張ったことの報酬に頑張ったという事実を手に入れたみたいな……推しはあくまできっかけであって推し自体は報酬ではないし、建設的な頑張りでもないことはわかってるんだけど、それでも頑張った。正直推しメンの顔もパフォーマンスも断片的にしか記憶がないけど、帰り際にドリチケと引き換えで選んだオレンジジュースが本当においしく感じた。わたしは常日頃寛容なおたくではまったくないけど、この日ばっかりはなぜか不思議と凪いだ心持ちでした。始まる前からキツイことがわかってて行くか悩むような現場って他にも色々あると思うんだけど、頑張れば少なくとも頑張ったという事実はもらえるんだと思える経験でした。*2*3


以下普通に感想です。

5時間半の待ち時間を耐えられたのは300人のランウェイを見るのが思いの外楽しかったからというところも大きかったと思います。今回出ていたのはみんな事務所に所属していない女の子たちだけどみんなかわいかった。おしゃれした女の子たちがたくさん出てきてなんだかプリパラの世界だった。大人になると自分の骨格や身長や年齢で選ぶ服の範囲を狭めてしまいがちだけど、子ども服ってそういうものから自由なのがいいなと思う。実際何着てもかわいいし。*4

予選はペアランウェイで、みんなライバル同士でもあるはずなのにふたりでどのポーズしようとか打ち合わせしたんだろうなって子が多くて和みました。

自分は美しい顔面がめちゃめちゃ好きなんですが、そういうルッキズムのメーターに子どもを乗せるべきではないと思う程度の倫理観はあるので楽しめるか心配もありました。でも思っていた以上にモデルって顔の造形だけではなく魅せ方や個性のアピールが大事なんだと発見できたのがよかった。MCの方が「ウォーキングやファッションに注目して見てください」と言っていたけど本当にそこが光ってる子は印象に残る。もちろん一生懸命歩いてるって感じの子やポーズがあどけない子もかわいいんだけど、歩き方やポーズがノッてる子、表情に迷いがない子の自信も素敵でした。自分はいまだにカメラを向けられたときどんな顔をすればいいのか分からない人間なので、かわいい表情やポーズをすぐできること素直に尊敬する。

ただ投票については、素敵だなと思う子がいても300人もいるからなかなか名前を覚えられない。あと名前を表示するスクリーンがサイドの下の方なので、カメラのクレーンと被って名前が見えないことが多々ありました。真ん中のスクリーンも使ってくれたら全員見れたと思う。わたしもそうだったけど全員が自分のいちばんお気に入りの子に投票できたわけではないんじゃないかと思う。一応投票ページにも写真は載ってるけど、衣装も違うしあの人数から探すのは大変すぎるので。

子どものころモデルやアイドルのような存在になりたいなあとか思い描くことは誰にでもあっただろうけど、そのためにオーディションを受けてステージに立つってすごいことだと思います。

 

*1:本当に余談、待機中の暇つぶしに恩田陸の「月の裏側」を読んでいたんですが、明らかにおかしいことに対して最初は告発しようとしていた人も結局は波風を立てず抵抗もしないことを選んでしまう……という展開に妙なリアリティを持って読むことができた。私は恩田陸作品だと「麦の海に沈む果実」「蛇行する川のほとり」「ネバーランド」が特に好きな典型的なおたくで、あらすじがSFやホラーっぽかったりすると積読になってしまいがちなんだけど、でもやっぱり恩田陸ってどんな作品にも私の好きな恩田陸らしさが絶対散りばめられてるので好きです。

*2:「よくやった事の報酬はそれをやったって事だけ」とエマーソンも言ってますからね。

*3:でもおたくに関してはこうだけどプロに頑張るなんて職業はないって古市左京さん言ってますので。

*4:思い返せばわたしが当時読んでいたティーンズ誌にも着痩せコーデみたいな特集はあった気はするので、大人目線だからそう思うだけだとも思いますが。最近のティーンズ誌は骨格診断やパーソナルカラーの話なんかもしてるんでしょうか。

VOYZBOYというアイドルのこと②

何かと「メンバーと曲だけは良かった」って言われるグループだったので、曲のほうのことも書きました。作詞作曲を全部書いておきたかったんだけど初期の曲は分かりませんでした……分かる人もしいたら教えてください。

僕等の世界

https://youtu.be/fq_wiJ4CzUw
作詞:curry_tokyo、金丸佳史 作曲:南田健吾
(収録:アルバム「ARRIVAL OF VOYZ BOY」、シングル「僕等の世界/NEVER GIVE UP」)
物語があって物語の登場人物がいて歌う人によって印象が変わって聞くたびに特別だった。きらきら鳴るピアノの音が印象的。VOYZBOYの中では似た系統がない無二の曲。個人的にこの系統の曲がもっとあったら嬉しかったな。大人数アイドルの強みが生かせてた。
オリメン秋嶋くんのパートを子どもパート、渡邉くんのパートを大人パートと個人的に呼んでいます。「君のいない世界などただの闇 星が瞬いてもただの闇」狭窄で美しい『僕等の世界』に強いまなざしで「キミ」を引き込んでいく「僕」、「憂鬱な風がまた吹いては切り裂いていく」一度離されてしまう「キミ」。オリメンではなかったものの石橋くんがこの曲を歌うところを何回か聞けて嬉しかった。いちばん思い出深かったのはzepp羽田で福井くんと歌ってたのでものでこれは本当にもう一回見たかったな。このグループのなかでは数少ない、関係値をおたくが認識している二人で歌っていたのがまずよかった。お人形さんみたいな造形ながら表情に苛烈さがある石橋くんと、目にかかる長い前髪の隙間から瞳を覗かせる福井くんの対比。石橋くんは置いて行くほうも行かれるほうも、苛烈さも儚さも得意なところが好き。「涙乾く優しい春も 胸を焦がす眩しい夏も 心ふたつ色づく秋も 愛の温度感じる冬も」過ぎていく季節を掴まえていくような歌詞が好きだった。(二人セゾン感すごいけど二人セゾン好きなので……。)石橋くん自身も季節の移り変わりに対する感性を持っている人だから、より特別に聞こえました。
VOYZBOYの楽曲のいいところはずっと世界観が少年のままのものが多いところだと思っています。大人にならなきゃ、みたいなこと言わない。(もちろん大人になることは正しいことではある。)少年の物語をいろいろ思い浮かべてみると、カムパネルラもタッジオも黎二もビリーも「僕」を置いて行ってしまうけど、この曲の「キミ」は「僕等の世界」に戻ってくる。大向こうの人たちもいなくなって最後「僕」一人だけになったステージに「キミ」だけが帰ってくる。たぶんこの曲で描かれている愛は世界に広がって伝播していくようなものではないけどそういう歌だからこのグループに合っていたし好きだった。『——な人間どうしでは、互いに二人きりの共通の孤独を求める。共通の孤独の廻りに秘密の壁を作る。この壁のあるなしでabnormalかどうかがきまるんだ。彼らは当然自分等をやましく思う、そして自ら好んで隔離されている。彼等は壁の外側の、健全な社会に出ていこうとはしないんだからね。』*1

Forever Young

作詞:DAISUKE 作曲:Ryuja、DAISUKE
(収録:シングル「Spark」)
この曲も少年のままの世界観がとても好きだし、それをVOYZBOYというアイドルの視点で歌っているところがいい。「まだ大人になんてなれない ここは僕たちのネバーランド」全てのおたくは銀河鉄道ギムナジウムネバーランドがだいすきなので例に漏れず好きでした。「空が明るくなり出してもだれも帰ろうとはしないよ」「僕らまぶしい朝迎えよう」朝が来ても夢が覚めない。ライブはいつか終わるし次の日の朝にはわたしたちは憂鬱な通勤電車に乗らないといけないけど、この曲の歌詞にそんな現実はない。2番の「たまに熱くなり~それが日常」までの歌詞、良くも悪くもこのグループってこんな感じだったんだろうなあってなんか納得する。
「何年経っても特別な場所」のパートを歌う桜井くんの歌声が本当に美しくて彼のためにある歌詞みたいに聞こえてた。

La La La Love you

「何してるの?何があったの?」聞いている人への問いかけから始まる曲。アンコールで歌われることが多かったけど、ライブから帰ったあとのそれぞれの生活に彼らの何か思いを持ち帰れるような歌詞だった。「笑顔の連鎖 同じ記憶を刻もう」「いつか君が下を向いて涙を流すとき この歌を口ずさんですぐに飛んでいくよ」彼らがどうして歌う職業を選んだのかを伝えてくれるメンバーは少なかったけど、この曲の歌詞はそれに答えてくれるみたいで好きでした。
ファンのための曲の究極はアイドルからファンへのメッセージであると同時にファンからアイドルへの気持ちを歌う曲にもなると思っています。そしてこの曲に関していうと、アイドルだった彼らがアイドルじゃなくなった彼らに歌う曲でもあったと思う。ぼいずから退所したメンバーも50人以上いて、彼らにとってアイドルをしていたことがいい思い出ってばかりじゃなかったんだろうなと思わされることも増えたけど、たまに思い出せるような歌であればいいな。そういう情緒が育つグループだったのかどうかおたくには分からないけど。

H2O

https://youtu.be/ejILqRqwbEU
作詞・作曲:ケンモチヒデフミ水曜日のカンパネラ
(収録:シングル「H2O」)
立川来てくれた子にぼいずぼーい解散しますって報告したら「世に残ったのはH2Oのみ」って返ってきたのは笑いました。解散後も2.5ファンの方に「〇〇くんにもH2O踊ってほしい」って言われてるとこをちょいちょい見かける。先輩俳優のみなさんとのH2O動画、それぞれ個性あってよかったよね。振付が簡単そうに見えて意外と慣れるまで難しい、blooming smileよりもMANKAI開花宣言のほうが難しい現象。
何かしらのトンチキコンテンツを通ったことのあるおたくには絶対刺さる曲だった。プロモツアーとか学祭とか他所のステージで歌うことも多かったけど、この曲でとにかく盛り上げて知らない人にも足を止めてもらおうって意気込みを感じられて好きでした。
そしてこの曲のいちばんいいところは歌詞に嘘や誤魔化しがないところだと思っています。やっぱり水はうまい、間違いないので。何か文章を書くとき、実感や真実に近いままの言葉を書くことは難しくてどうしても嘘やきれいごとじみたものになってしまうけど、水がうまいってシンプルに真実なところがいい。水ってところも人とか体調とかを選ばなくていいと思う。よく聞く『元気ないときは美味しいもの食べてあったかくして寝て』みたいなフレーズ、それができるなら最初から元気だろと思うけど、水だったら具合悪くても飲めることが多いし。H2Oのプロモツアー、毎回夏の屋外や半屋外に何時間も並ばされて体力残り2くらいでミニライブを見てたので、カルビうめえとか豚骨ラーメンうめえとかじゃなくて本当に良かったです。
MVも見どころ多くて楽しくて青春ぽくていいですよね。桜井くん伝説の顎飲み大好きすぎる、大天才。みんなめちゃめちゃ暑そうにしてるわりにベストとかブレザーとか着込んでるのがしゃらくさくてとてもいい。何より石橋くんのビジュが終始最高だった。推しメンの美しさを大切に扱われていてとても嬉しい。私の印象だとインスタ広告でよく見かけるなあというタイミングで再生数が一気に伸びてた気がします。メンバーもグループも全く知らなくてもつい続きを見たくなるのは分かる。あのときに関連動画で流せるMVメイキングとか出せてたら少しは違ったのかなってちょっと思う。
豊洲でイエローがやってたのもわりと好きだったんだけど一部イエローのメンバーにとっては黒歴史に近いものだったらしくて笑うしかなかった。一応同じグループだったはずだけどまじでやりたいことバラバラだったんだなって。ゆにふぁいは結成から3ヶ月弱経ってもやりたい音楽の話とかぜんぜん聞かないのでまあ逆に喧嘩しないのかなという感じはする、知らんけど。全く関係ないけどぼいずやゆにふぁいを見てると中学生のとき自分たちなりに頑張った合唱コンを見に来た母にクオリティの面でこき下ろされたことを思い出します。)

あの日見た空

作詞・作曲:みゆはん
(収録:アルバム「ARRIVAL OF VOYZ BOY」)
わたしの知る限りではVOYZ唯一のユニット曲。何がいいってユニット曲なところがいい。例外もあったけど、だいたい歌声選抜って感じのメンバーで歌うことが多い曲で人選に意味があったのも良かったです。こういう○○選抜的な個性あるユニット曲がもっとほしかったな。(余談だけどアンプリはそういう意味でキャラを考えて選曲したデュエット曲が多かったのがすごくよかった。)
品川インターシティの卒業公演で英くん・立澤くん・稲葉くんの初期からいてくれた卒業メンバーの3人で歌っていたのはさすがに泣いてしまった。長年グループにいて歌うということに思い入れを感じさせてくれていた3人。卒業していく3人と歌詞の情景がぴったり合っていた。微妙にベタな甘ったるさがある歌詞だけど、同時にどうしようもなく終わった過去の出来事を歌っているんですよね。ぼいずぼーいのみなさんは自分たちで曲を作っているわけじゃないから楽曲を自分自身の物語にどう引き寄せるかってすごく大事だと思うんだけど、そういう意味で卒業公演のこの曲はすごく良かった。この時に聞いていなかったらここまで印象に残る曲ではなかったかも。卒業も解散も納得いくかたちだったかと言われると何とも言えないけど、この卒業公演だけは美しいかたちにしようと頑張ってくれたと思います。

PARTY TIME

個人的にPINKの定期公演といえばこの曲。定期公演楽しかったなあって懐古するときにまず思い出す。確かピンクの最初の定期で初めて聞いたんですよね。フォーメーションで曲がかかる前からパーティータイムだ!ってなるのが好き。かっこよく決めてるなかにピンクらしいエンタメ感もあってサービス精神にあふれていて本当に好きだった。
ラップパート担当の石橋くんが本当にかっこよくて石橋くんのこと少しでも知ってる人全員に見てほしかった。だって石橋くんが衣装のシャツ捲るってすごくないですか?(?)あまりラップの良し悪しのわかる人間ではないけど石橋くんのラップってとてもかっこいいと思う。わたしはガチで石橋くんの歌を下手だって一度も思ったことがない感じの耳をしているんですが、ちゃんと歌詞をはっきり歌ってくれる滑舌の良さがあるのすごく大きい気がする。メンバーがひとり欠席になった回でその子のパートも引き継いで一生終わらないラップになってた回本当に最高だった。というかこの日は新幹線の遅延で場当たりもほぼできなかった回で、アドレナリンで乗りきった感があって本当に楽しかったし思い出深い。

ギリギリLOVE

https://youtu.be/gLtJC4Lz8eM
曲名通り(?)ぼいずのおたくのReal Faceでした。日常での汎用性が高かった。遅刻しそうなときメンバーが危うい発言をしたとき自分の情緒がおしまいに近いときのテーマソング。意図してたかは分からないけど日常で何かと思い出す曲はいいよね。
ギャップを見せようという采配なのかもしれないけど、台詞と担当メンバーがことごとく合ってなくておもしろかった。「本当はやっぱり僕なんかより 笑顔が上手なあいつのほうが」いつもぴかぴか笑顔の伊月くんがこのパートで珍しい表情をするの良かった。稲葉くん「何も言えないままの自分ほんとは一番……大嫌い(世紀のまじでかっこよすぎるキメ顔)」そんなわけないだろすぎて好き。稲葉くん、鼻でバズったことがあるからか決め顔のバリエーションに横顔があるのがいいよね。ところでこのパートを石橋くんが担当してた回もあったんだけどこっちは連番してもらった子の感想がなんか良かったです。
動画貼ってるLINE CUBE SHIBUYAのやつを一生お友だちと見てました。顔が美しすぎる高橋奎仁さんがまじでずっとカメラを見ていて本当にすごいので……。動画なのにこんなに目が離せなくなることってあるんだ。何十人っていても目に飛び込んでくる。彼が最後にステージに立つ姿を見るためだけに舞浜まで行ってよかったなと思います。一言もしゃべんなかったけど。

Kiss You

なにも映像に残ってないから幻だったような気すらしてきてるんだけど、ピンク定期の稲葉くんが担当した振付が本当にかわいかった。特にサビはアイコニックな手元の振りが多くてTikTokで見たくなるような感じで好きでした。別に誰もこの曲Tiktokで踊ってなかったけど。(そもそもTiktokの音源にこの曲ないんですよね。)卒業後のインライで稲葉くんがアイドルとTikTokについてわりとしっかり分析していたのでもしかしたら意識して振付していたのかも。稲葉くん、かっこいい系の曲だけじゃなくてかわいい曲も振付できるの有能だなって思ってました。曲中メンバー同士絡んでわちゃわちゃしてるのもかわいかった。
歌詞も曲もアイドルど真ん中。サビの歌詞が「見慣れた街角 見上げた三日月」と視線を遠くに動かしてからの「君が笑った」と目の前にあるものにシンプルに結ぶのがベタだけど良い。伊月くんが確かセンターだったと思うんですが(全ての記憶があやふや)こういう歌詞に説得力を持たせるのがすごく上手な子だと思います。日頃なんというかおじ感(?)を全く見せない子だからこそキラキラまっすぐな歌詞が白々しくならない。
ずっとかわいくてめろめろりんだったけど「絶対解けない謎かけみたいに 答えはないの」って歌詞だけは聞くたびにじわじわきてた、解けないなら謎かけではない。知恵の輪とかじゃだめだったんかな。(I・N・Mにすな)

夏の花束

作詞:curry_tokyo、松原さらり 作曲:南田健吾
(収録:アルバム「ARRIVAL OF VOYZ BOY」)
石橋くんが完全な天使として振る舞う曲なので本当に大好き。Bメロの石橋くんパート、彼の持ち味だと思っている歌声の透明感が活きてて大好きだった。歌詞と歌声がぴったり合ってる。きらきらした顔の人がきらきらした表情できらきらした目で「キラキラ」って歌詞を歌うの、すごい奇跡みたいに思っていた。
この曲でセンターの石沢くんがとても良かった。石沢くん、とても美しい顔立ちながら表情が絶妙に素っぽい感じがとても沼だなと他担ながら感じるんですが、そういう良さが存分に出る歌詞。夏の空、坂道、改札、そういう身近な景色を切り取った歌詞によく似合う。大切な人に花束を贈るとき、たいていの男の子は自信満々に渡すんじゃなくてちょっとはにかんだ顔をして渡すと思うんだけど、石沢くんの笑った顔ってそういう類のちょっとはにかんだ感じがあるのが可愛いと思う。

PRETTY SPIDER

https://youtu.be/ECEzLJp0nr4
作詞・作曲:首藤義勝KEYTALK
(収録:アルバム「ARRIVAL OF VOYZ BOY」)
ピンクらしさが全開の楽しいトンチキアイドル曲。賑やかななかに色っぽさもあって本当に見ていて楽しい曲。サビの振りがペンライト持ったままなんとなく振りコピできる感じだったのも楽しかった。2チーム制になってから最初のライブでエナメル素材のトンチキ新衣装のお披露目がこの曲のPINK ver.だったの最高だった。あの衣装にこのイントロで最初の歌詞が「忍びの掟 姿いと麗し」なの世界観が強い。やりたいことが明確な曲だったのが良かった。2番の暘大コールからの石橋くんパートの緩急の感じすごく好きだったな。そこから2番のBメロ、石橋くん→桜井くんと続く歌割りが甘いかわいい歌声×2で最高になる。
キュートさとセクシーさどっちもあって終始何言ってるのかよく分からない歌詞もすごくいい。普通のラブソングには「僕(I)」と「君(you)」が登場するものだけど、この曲には「僕ら」しか出てこない、境界線の曖昧さ。「真っ暗闇に迷い込んだら」「神様許して」「蜘蛛の糸に気をつけて」一種の罪の意識みたいなものが可愛い毒っけ的に効いてる。おたくに対してやや天邪鬼っぽさがある石橋くんにすごく合ってるし、桜井くんみたいな純真さのかたまりみたいな子が歌っているのも罪深さが倍でとても良い。
僕等の世界もそうだけどこのグループは何か正しいことを説くよりもちょっと間違ってるくらいのラブソングが似合っていたと思う。

*1:福永武彦 「草の花」新潮文庫 p.204

18祭 関ジャニ∞というアイドルを初めて見た感想

はじめて関ジャニ∞さんのコンサートを見に行ったおたくの感想です。1/7の東京ドーム初日に入りました。招待してくれた子ありがとうございました。


いちばん印象的だったのはアイドルとしてすごく誠実な人たちなんだなあということ。関ジャムは見ているのでバンドとか音楽に対してすごく真剣に取り組んでいることは知っていたんだけど、こんなにファンに寄り添ってくれる人たちだってことはコンサート見るまで知らなかった。
安田さんの序盤の「愛してるって声聞かせてな」という煽りがまず良かったんですが、それがあっての最後の挨拶「声を聞かせてくれてありがとう」と言ってくれることに感動した。ただありがとうと言うよりも「○○してくれてありがとう」のほうがより伝わるし、「○○してくれて嬉しい」が付くともっと伝わる。何かを応援していていちばん辛いのは、何をしたら推しのためになるのか分からないこと・自分の応援が推しのためにならないと感じることだから、アイドルのほうからファンにしてほしいことを言ってくれてそれに対して感謝してくれるってすごく満たされる。もちろん長く応援してきたファンの方々にはそれ以上の感動があったはずだけど、わたしみたいにただライブを見に来ただけの人にまであんなに感謝を浴びせてくれるのって素直にすごいことだと思う。
最後の挨拶で村上さんが「もし辛いことがあったときは俺たちを見て頑張ってほしい」というようなニュアンスのことを言っていたのがすごく良かった。ファンそれぞれの生活のなかで自分たちがどうありたいのか伝えてくれるのってすごいことだと思う。ステージに立つ人たちがどうなりたいかっていうのはそれぞれ色々あるじゃないですか。自分の内面にあるものを昇華したいとか世界に通用するパフォーマンスをしたいとか何歳になっても舞台に立っていたいとか色々。関ジャニ∞さんにとってのそれはファンそれぞれの生活に元気を与える存在であることで、実際にそれを叶えるライブだった。MCこんなにお腹抱えて笑うことある?ってくらいすごく面白いんですよ。コントもあるし女装もする。でもそういうワチャワチャした楽しさだけじゃなくて真剣に音楽をしてるし、ちゃんとかっこいい。
(あとこれは自分が入ってない回だけど、丸山さんが「みんなの思いの丈をぶつけてください」と客席に振って、それぞれ楽しかったとか大好きとか叫ぶ観客に涙ぐみそうになったというツイートを見かけて、ここで涙が出そうになる感性が尊いと思った。ファンの愛を喜べるのも愛を受け止められるのもわりと才能だと思うんですよね。得てして「私を愛して」なんかよりもずっと「私の愛を受け止めて」のほうが重いので……。(本日のBGM:aiko  あの子へ)おたくの愛なんて勝手なものだし、例えば彼らが辛い思いをしているとき、いちばん助けてあげられるのは彼らの家族友人恋人だってことは当たり前なんだけど、それでも彼らの心のなかにファンというものが存在するスペースを少しでも空けてくれる(ように見せてくれる)のは本当に優しいと思う。)


それからアイドルとしての魅せ方みたいなものもすごくよかった。テレビとかだとあんまりキラキラアイドルですみたいな感じの振る舞いはしてない印象だったから、こんなにちゃんと自分をかっこよく見せてくれてる人たちだってことにけっこうびっくりした。特に安田さん、見せ場でしっかり沸かせるアイドルしぐさはすごかった。Kinkiさんの曲カバーでサングラスを外してウインクしてたの良すぎた。なんかご本人は浮世離れしてそうな印象があるからギャップがすごい。

カバー曲メドレー、隣の村上さんのファンさんがダイヤモンドスマイルでキラキラエフェクトかかった村上さんに飛び跳ねて沸いててなんか可愛らしかったです。まつこに何て言われようとこの子にとって村上さんは世界で一番かっこよくてかわいいんだなあって思うとすごい尊さを感じた。

 

この書き方はセンシティブかもしれないけど、5人の関ジャニ∞さん歌声すごくよかった。この5人だといちばん歌のイメージが強いのは安田さんだけど、安田さん以外も自分の中の印象よりずっとずっと歌が上手でした。というか上手になったんですよね。大倉さん、どの曲だったか覚えてないんだけど高音パートがすごくきれいでした。関ジャムのボイトレ回は見た記憶があるけど本当に歌声って変えられるものなんですね。それから横山さんのギターも、始めたばかりのはずなのに堂々としていてかっこよかった。(演奏スキルの分かる耳を持っていないのが悔しい。)30歳を超えても歌声は変えられるしギターも弾けるようになるって証明をこの世にしているってすごいことだと思う。こんな世界だから努力が報われる人のことは見たい。こういう人がいるからおたくも安心して自分の推しに頑張れって言えるし期待もできる。個人でもグループでもたくさんお仕事があってさらに後輩グループのプロデュースまでしててこんなに忙しい人にだってできることなんだって証明してくれてるから、自分の推しにも夢見ることができました。
バンドのあるコンサートはほぼ見たことがないんだけどやっぱりかっこよかったな。通路歩きながらギター弾いてる人ってめちゃめちゃかっこいい。ムビステが近くに来たとき、会場に流れてる音とズレて実際の音が聞こえてきたのがなんだか良かったんだけど、同時にこれだけ広い会場でバンドの演奏を合わせるってとんでもない技術だってことにも気付いた。村上さんのピアノソロも、聞いてる客席の空気感含めてとてもよかったです。あと安田さん、通路走りながら歌ってもぜんぜん歌声がブレなくてすごかった。見た目の印象華奢な感じなのに体力おばけすぎる。
あとはやっぱり持ち曲がとにかくいいですよね。初期の曲も、関ジャムきっかけで縁ができたミュージシャンの方と作った曲もどっちも関ジャニ∞らしさがあっていい。曲でいうと勝手に仕上がれがバンドのかっこよさのあるぶち上げ曲でとても良かった。


東京ドームはコンサートで行くのは初めてだったんですが、思ってたよりいい意味で狭かった。今回はバクステ寄りのスタンド1階席だったけど、バクステあってトロッコも来てくれるからちゃんと裸眼でもメンバーを見られるし、あとモニターがとんでもなくでかい。MCのときとか5分割になって全員を見れるのがノンストレスでさすがでした。(ただ同時に思ったのは、この規模のコンサートでストレスなく見るには苦手なメンバーがいないことがすごく大事……。)
それと制御ペンライト本当にきれい。映像から会場につながるように作っていたのがすごかった。映像は銀河鉄道の夜がモチーフでこれはおたくって生き物全員好きなやつじゃん!!(いつかの青山クロスシアターを思い出しながら)になってたんだけど、なんか宇宙空間にアヒルとか浮かんでて発熱時の夢で見る銀河鉄道の夜だった。でもおしゃれでかわいいみたいな映像じゃないけど、ちゃんとお金がかかっていてこういう映像を作りたくて作りましたって感じなのはすごく良かったと思います。確か前向きスクリームのときとかめちゃめちゃなんかアニメーションが動いていて資本を感じた。あとダイヤモンドスマイルのときに人を認識して周りにキラキラが付くエフェクト、まあインスタのハートビームのエフェクトみたいな要領のやつなんだけどそれドームのモニターでできるんだ……!ってびっくりした。すごくかわいかったので自ジャンルでもやってほしい。


あとはもうここ最近でいちばんってくらい笑ったのでとても健康的でした。アイドルのコンサートでお腹抱えて笑えるようなところが何回もあったの普通にすごい。真面目に思い返してもここ最近でいちばん笑った。紅白で村上さんがYOSHIKIさんをびっくりさせた話とかキャンジャニちゃんの自己紹介とかめちゃめちゃ面白いのに、それ以上に面白いことが多すぎて全体を振り返るとぜんぜん序章だった。
安田さんのゆっくり変なことを言うくだり、みんなで突っ込んで爆笑にできる連携がすごかったな。普通のグループだったら特に突っ込まれず客席がざわついて終わりくらいのところを突っついてさらにふたつめのちょっと変な発言まで引き出していてさすがでした。
丸山さんの面白さはもはや呼吸だった。天才すぎる。面白いことを言うぞ!っていう間もタメも気負いもまったくない。自分で俺は面白いって振っておいてそこから流れるように面白いことできるの、なんかもはや同じ人間とは思えなかった。シンプルかつインパクトの強いジェスチャー付きの「人と人を比べたらアカン」が本当にツボでした。普通に大切なことを言っているのがすごくいい。わかりやすいジェスチャーをつけるのって伝え方のテクニックですよね、「おもてなし」的な……。これ日常で使いたすぎるのにあの日ドームにいた人にしか伝わらないのつらい、関ジャニ∞さんっていつもこのペースで構文生んでるのかな、やばいな。あとは横山さんはじめわりとみんな素でウケてたのが愛にあふれていてよかったです。すべらせない空気って大事だと思う。


「行ったら絶対に元気をもらえる」コンサートでした。アイドルとしてミュージシャンとして18年かけて培ってきたものの大きさを感じた。もちろん長年応援しているファンさんの中には嬉しい楽しいだけじゃないいろんな思いがあるだろうけど。ドームを埋められるアイドルってこういう人たちなんだってすごく納得した。推しメンのいるグループが目標東京ドームを公言しているのでそういう意味でも色々と勉強になりました。ハードルが上がったともいいますね。

あと本当に余談だけど開演ギリギリにお手洗いの列に並んでいたら見ず知らずの親切なファンさんがあっちのお手洗いガラガラですよ!って教えてくれてガチ助かりました。エイター治安いいってやつを体験しました。ありがとうございました。

最底辺でもがいてて(2021現場まとめ③)

MANKAI STAGE A3!Troupe Live SPRING2021

@立川ガーデンステージ
※全編きつめポエム※
夢はいつか叶え終わる、みたいな感覚がわりとあるおたくだったけど、春組の夢に終わりはないんだと思える瞬間がたくさんあってずっと嬉しかった。前川くんが「春組の集大成」というようなことを言っていたけど、本当にすべてが宝物みたいな時間だった。春組のみんなのことが好きなんですよね。あまり共演者というものに興味がないがちなわたしからしたらわりと珍しいことかもしれない。だって千秋楽のあと古谷さんが春組に宛てたブログ、あれを読んで好きにならないはずがない。キャストのみんなが春組を好きで、それをきちんと発信してくれるからわたしも春組が好きだった。
そういう意味で一番横田くんとの関係性が謎に見えたのは牧島くんだったから、フィルコレで卒業の話になって号泣するよこたくんにはけっこうびっくりしたな。牧島くんのエーステ出演が発表されたあとのドリライ2018の千秋楽をたまたま見に行ったんですけど、ぼろぼろ泣いている牧島くんを見て、春組は9代目青学と同じくらい彼にとって大切なものになれるのかなって思ってたんですよね。どれくらいとか同じくらいかとかはよくわかんないし計る意味もないけど、でも本当に当時想像してたよりずっとずっと大切なものになったんだと思えてよかった。
トルライ前に開催されたフィルコレ、謎イベントだと思ってたけどなんだかんだすごく良かったんだよね。春組といるときのよこたくんって絶対かわいいし面白い。よこたくんってわりとみんなと話す機会ではちゃんとしなきゃみたいな感じがある人だと思うけど、春組といると子どもみたいにいるのがかわいいと思う。まあ春組のみなさんそういうところはあるし。鬼ごっこしよ~!のくだりまじで好きだったな。
咲也のソロ曲、本当に嬉しかった。上手の2階から出てきて手すりに手をおいて客席を見まわす、春夏公演最初の演出をずっと大切に使ってくれることが本当に嬉しい。よこたくんのおたくの個人的な感情としては、こういうライブでソロ曲を歌うこと、会場中がよこたくんの演じる人の色のペンライトで染まること、本当にずっと夢だったから叶ってうれしかった。おたくの夢が叶う瞬間ってこんなにはっきりと目の前に訪れるものなんだって。いやなんか本当にここまでで、某コンテンツのことを嫌いになったり客席で悔しくて泣いたりしたけど、それでも初めて叶ったのがこの空間で良かったのかもしれないと思った。 「何度でも夢を見るよ、何度でも夢をかなえるよ」エーステというものがこれまで叶えてくれた夢のことを思い出させてくれるすごい歌詞だった。春夏公演の千秋楽で「オレのことはいいからみんなのことを愛してください。」と言っていたこと。そういうところがいとおしいけどやっぱり寂しくて、そうしたらそのあとの春組単独の新曲の歌詞で「自分を好きになろう」って歌ってくれたこと。フォーライでリーダーズに囲まれながら泣いていたところ。そういうおたくが勝手に救われたと感じる場面をたくさんくれるところが嬉しい。
まあだから、春単も楽しみですね。高橋くんも、あんなに横田くんに対してかわいい後輩でいる人あんまりいないからめちゃめちゃかわいいなと思ってます。
 

VOYZBOY LIVE 2021 SPARK

舞浜アンフィシアター
ぼいずのライブを初めて見た人間の感想文です。振り返りが遅すぎてあれなんだけど11月の一斉卒業は知らんていで書いてます。(なんか感想ちんたらしすぎてさらに追加で10人卒業してました。)
石橋くんはいなかったけど浴衣のトレーディンググッズがまじでどうにもならなくて現地行けばなんとかなるような気がしたので行きました。(アクスタの交換が本当に一生見つからなかったんだけど開演直前に結城くんのファンさんが交換してくれて本当に助かりました。)あととにかく顔面国宝こと高橋奎仁さんがステージに立つ姿を観ておきたくて……。高橋奎仁さん、本当に美しかった……。38人いてもぱっと目に飛び込んでくるくらいだった。ビジュアルに関していえば精悍とかかっこいい成人男性とかの要素に全振りしてるタイプだと思ってたけど、髪長めのハーフアップは不思議と中性的な色気があってすごく良いです。上を向いたときの輪郭のラインが美しすぎた。感情がよく分からない表情をずっとしてた印象があるけど、なんかの曲中に力也くんと目があってめちゃ笑っちゃってたのがすごくかわいくて良かったです。あと僕等の世界でよりによってたいへん体格のいい新美くんとコンビだったことでめちゃめちゃ華奢見えしててやたらかわいかった……。振りで抱き寄せられてもわりと直立不動だったのやや面白かった。高橋くん、顔面大勝利してるわりに何考えてるのかよくわかんなくて何しても意外性があるから面白い人だなって思います。そして生でステージに立つ姿を見るのはこれが最後になった。ずっとこんなに美しいのに。
新規並感でVOYZBOYのいいところ、40人いてわりとちゃんとみんな顔がかっこいいところ。顔の良さなんて確かに好みではあるけど、こうして全員見ると鼻と口元の造形が気になる人が少ないのはとてもすごいことだと思う。(というか後ろにいるフツメンは視界に入らないので)世間では薄い顔流行っとるなって感じだけど、VOYZは目力のあるくっきりはっきりした強めのお顔立ちの人がわりといるのありがたいです。五十嵐くん、タンクトップの下の胸筋えぐぐてでもお顔の造形めちゃめちゃ繊細で美しくて、この容姿が推されないのなんなん?VOYZは責任持って歌のレッスンさせてほしいしちゃんとオーディションとか受けさせてほしい。
そもそもライブだし、だいたい全員顔がきれいでだいたいどんな話もある程度うまいことまとめられる福井巴也さんがいるという時点で、たぶん何しても本当につまらないということはないんだろうな。舞台ってどれだけキャストが良くても脚本演出に才能がないと苦痛の時間になるけど、アイドルのステージってそうじゃない。普通に歌って踊ってる人を見てて本当に虚無ることはたぶんそんなない。会場がそこまで大きくないのと、わたしがぜんぜんお客さん気分で見てるのもあるとは思いますが。某演出家や某劇団は演劇やめてアイドルやればいいのでは(?)曲は僕等の世界がめちゃめちゃ好きでした。こういう欅っぽい感じのエモい曲はもう出さないのかな。
あとは個人個人の褒めになりますが(基本高橋くんを見ていたためきちんと全員見れたわけではないです)、富園くん英くんはステージに立つことが楽しいって伝わってくるような笑顔が印象的でした。村田くんも舞台上からきちんとコミュニケーションを取ろうとしててえらかった。あとこれはWeekly Practiceでも思ったんだけど、鴻池くんは魅せ方をすごく考えてる子だなと思います。オープニングで衣装はだけさせてたのすごいかっこよかった……!表情や指先の表現がすごく好きでした。秋嶋くんはダンスで感情表現ができる人ですよね。踊ってたらあの子だってすぐにわかる。あと新メンバーながらマイクを持つことの多かった桜井くん、知ってたけど本当に歌声がよくて、なんかもう全メンバー彼に合わせて生歌にしてほしかった。お顔もとてもかわいいしあとは見つかるだけの子って感じがする。
ただド新規並感としてもありえないなと思ったのは、ライブの進行を止めるレベルの音響ミスがあったこと、怪我にも繋がりかねない新衣装の不備があったこと、そしてそれについてスタッフブログに「お許しください」と書かれていたところです。シンプルにフォローのしようがない。運営スタッフのプロ意識がそこらの小劇場以下なんだからアンフィも埋まらないでしょうね。しょうみ告知遅いとかURL間違えるとか当落日に当落が出ないとかは許容範囲だとしても、本番がちゃんとできないのは致命的。
あとはもう普通にライブ全編通して一度も声を聞けなかったってメンバーが多すぎて該当のファンの子が泣いてないか心配になった。こういうものなの?2019年のわたしは本編で推しの台詞4個くらいしかなくてバックダンサー推してるんじゃないんだけど!!って客席で泣いてましたが。(歌なんとかの傷が深すぎる人生)なんかさ、こういうもんだってファンが受け入れてるならいいけど、あんまり格差を作ると推しのこと好きな人ほど公式ごと地雷になって病むようになる、私はなったので……。るかやまとなんてランダムグッズが確実に捌ける貴重なメンバーなのになんで今回歌わせてもらえなかったんだろう。
とか言うてたら15人も卒業することになって、まじで大丈夫そうかこのグループ。五十嵐くんのお顔が好きなので11月の特典会でツーショ撮るか迷って結局牡蠣食べに行ったんですけど、なんかそのまま今世は他人で終わった感じになった。彼はこのままボディビルダー(?)の道を進むのでしょうか。
わたしは舞台のおたくだから、ぼいずの子見て2.5出たら売れそうとか〇〇役やってほしいとか思っちゃうけど、彼らも別に舞台俳優をやりたいわけではないんだろうな。刀ミュのみなさんが令和にもなって高齢の演出家に怒鳴られてることを思うとやりたくない気持ちは普通に分かります。美しい顔の男の子が美しさを生かして理不尽な苦労をせず稼げる職業って結局配信者とかインフルエンサーとかになってくるんですかね……。


ミュージカル「刀剣乱舞」~静かの海のパライソ2021~

@TDCホール他
どう書き出せばいいのか分からないのでとりあえず有沢優兎くんの話します。高校1年生をしながらロングラン公演を完走した有沢くん、日向くん出てないときはずっと見ていました。歌合があんなんだったのに心が刀ミュからギリギリ離れなかったのは有沢くんが刀ミュに出る!!ってなったからだと思うので彼には本当に感謝しています。(2020公演はスタビのおたくの子と連番するつもりだったけど結局公演中止になった。)冒頭いきなり台詞あってもうおお喜びだった。2部のカーテンコール以外では一貫して武器を持たない役で、 平和な時代も戦中でもずっと村人たち(一揆勢)から大切にされているのが分かって良かった。冒頭の中村くんと遊んでるとこ、本当にかわいかったですね。たまに紙風船落としてああ……ってなってたのもかわいかった。籠城してるときに日向くんからもらった梅干しを分けてもらってうれしそうにしてたの、この世の宝すぎた。パライソの物語を手放して出来がいいとは思えなかったけど、それでもちゃんと怒ったり悲しんだりできたのは一揆勢のひとりに有沢くんがいたことが大きかったと思います。途中幕府軍に襲われかけて浦島くんに助けられるところ、有沢くんの出番は嬉しいけどモブ幕府軍がげすすぎて見るのしんどいレベルだったし(台詞変えてくるの普通にキツかった)、助けてくれる浦島くんが良すぎてうっかり泣きそうなことあった。月光仮面の薫子さんに抱いたのと同じ感情。

自分にとってのパライソを雑にまとめると、脚本にはどうかと思う部分がすごくあるけどそれ以上に日向正宗さんが美しかった。自分の中で脚本の面白さと応援している俳優を見ている喜びって比例するものだと思っていたんだけど、パライソに関しては脚本を微妙だと思う一方で日向くんを見る喜びだけはどんどん大きくなっていった。日向くんについてあれこれ言語化を頑張ってはみたけど、それでも見るたびに言い尽くせない美しさと良さが新しくわきあがってくる感じで、わたしの悟性が足りなかったから何度でも見たかった。パライソは殊更に人の愚かさや残酷さを描いていたと思うし、それは単にこれまでの作品と違う色を付けるためにそうしたのかなとも思ってもいるけど、そういう画と日向正宗さんの瞳はすごく合っていたと思う。
戦争を止めるために戦争をすることが大きなテーマになっていたけど、現実でも創作でも掘り下げている人が多いテーマだけに今回の刀ミュは浅慮と思わざるを得なかった。確かに刀剣男士は役割的に絶対に戦争をしなければならなかった、けどだからといってなで斬りを肯定するような会話をするのは絶対違う。歴史の流れは変えられないとしても、わざわざ信綱と接触してまでかけるべき言葉はもっと観客にとっても妥当なものがあったはず。さんざん言われてると思うけど原爆投下を肯定する人と同じことを言ってる。
人の話を聞かないキャラクターと同じくらい必要な説明をしないキャラクターが苦手なんですが、そういう意味で今回の隊長の方の振る舞いは終始苦手でした。他キャラが話そうとしても何かと話を遮るし。彼に意見できる人が編成にいないのも違和感があった。
わたしが本編でほぼ語られていない日向くんの役割について勝手にあれこれ想像したように、観客それぞれが自分の好きなキャラについて解釈をしただろうし、わたしが分からなかったことはつまり興味がなかったんだと思います。それにしても隊長が背負ってるものがなんなのかどうして背負っているのかは最後まで分からなかった。それって福井くんが背負ってるものより重いもの?(後輩メンバーの人生)(どうでもいいけど刀剣男士やめるかい?のとこ、そういうこと言ってると14人一斉退所するからやめな!?になってた)(あとこれは本気でどうでもいいんだけどどっかの回で「それが嫌なら刀剣男士!!!」まで一息で言った回があって「恋をするなら坂〇昌行(さん)」と語感が同じだな……になった)
あとそれぞれのキャラクターの歴史への理解度がよくわからないのも地味にストレスでした。そもそも刀剣男士は基本的に歴史の流れはだいたいわかってる生き物だって認識だったから、中学の歴史の教科書レベルの知識もなさそうな浦島くんに普通にびびった。あと日向くんも、元主の中には島原にいた人もいたはずなのにこんなに島原のこと知らないのは違和感ありました。(水野勝成が島原に行く前に紀州徳川家にいたってことなんだろうなとは思うけどそれにしても……。)聡明な印象のキャラクターだからこそ違和感がすごかった。日向正宗さんは歴史の流れをすべて分かっていたのか、それともそのピュアさゆえに翻弄されているばかりだったのか、おたくにもよく分からなかったし感想眺めてても解釈は割れてた。興味がなければ断定するのは簡単だし。
脚本や日向くん以外の人たちの釈然としない部分について、自分なりに整合性を取らせる余地は充分にあったと思うけど、わたしは日向くん以外興味ないんだなってことが身にしみてわかった。薄情なおたくだなとも思ったけど、千秋楽の特別演出を見て私が刀ミュの他のキャラクターを好きだと思うことは私自身が許せないんだったなって思い出しました。
季節が変わるほどパライソ再演を見てきて、他の俳優さんについてそれぞれまあなんか色々と、すごく信頼できる人だなとか?思ったりしたけど、刀ミュで見る限り好きだって思うことだけはずっとできないと思う。だって6人でたくさん悔しい思いをしてなんとかたどり着いた再演の千秋楽、当然他のみんなも出てきて戦うって思ったのに。彼はどうして編成されたんでしょうね?
劇場から多賀城駅までの道で見た冬の夜空がきれいでした。とにかく寒かったのが印象的で、今年の冬はなんだかずっと暖かい気がしてる。


ダムウェイター

@すみだパークシアター倉
回数行ってないのになぜかチケットダブらせたり開演時間勘違いしてたりと本当に自分が最悪でもぎってないチケットを捨てられてない。普通にすごく反省したしそういう部分でもわたしの悟性が終わっていた点でも自分の落ち度で客になれなかったなって感じでした。俳優が精神を削ってとんでもない緊張感で挑んでいた舞台だったし、それだけ見ているほうもいい意味で消耗させる舞台だった。開演前も客席でしゃべってる人がほとんどいないくらいだった。
横田くん自身はこの難しい作品でもきちんと観客を客にできるように配信したり色々してて本当にえらかったと思います。というかそういう感じのことできるんだ……ってなんか初めての発見でした(?)なんかやっぱり横田くんってその美しさはもちろん、演劇というものへのめり込みかたが稀有な俳優さんだなあと思いました。横田くんはとても美しいけど、美しいから俳優をやってるんじゃないんだよな。他の俳優さんのことはあまり分からないけど、これだけ演じるということに無二無三でいられることは才能だなと思います。
でもなんかわたしも悪かったけどすみだパークシアター倉はちょっと遠すぎます。
 
パライソもダムウェイターもなんか作品がどうとか以上に自分のだめさを痛感したのもあり(飛行機乗れなかったの普通に自分にドン引いた)なんだかんだ𝓮𝓷𝓱𝓪𝓷𝓬𝓮𝓶𝓮𝓷𝓽には特典会しかないな!になった11月でした。石橋くん高橋くんがいい子たちゆえにですが。高橋くん、言葉数の多い感じじゃないけどありがとうの伝え方がすごくていねいでお友だちの元推しさんを思い出すなどしました。高橋奎仁さん、こんなにかっこいい造形の人いないってくらい本当にかっこいいんだけど、なぜかいつの間にかめちゃめちゃかわいい!になってしまう人。


ムシラセ『つやつやのやつ』/『ファンファンファンファーレ』

脚本・演出:保坂萌
@オメガ東京
このブログでは配信で見た作品についての感想は書いてないんですが、これはあまりにも刺さったので書きます。お友だちが配信を見せてくれて、そのあとまた見たくなって自分でも買いました。配信期間は1ヶ月くらいあったけどでもまた見たいというか今見たい。もっとちゃんと見ておけばよかった。なんかたまにド病んでおたくなんかしてても一生幸せになれないけどおたくでしか生きられなくて詰んでるってなったときに見たくなる。
若手芸人の突然の訃報がきっかけのふたつの物語で、『つやつやのやつ』は亡くなった芸人と同期のお笑いコンビの再起の物語、『ファンファンファンファーレ』はその出待ちファンの1周忌の日の物語です。おたくというもの、推しというもの、好きということ、すべての夢を与える職業の人たちが夢を追うということ、自分自身に近いテーマだからこそ、その解像度の高さと誠実さに震えた。なんだろうな、夢を追うこと、夢を追う人を応援すること、それを正しいと言う話じゃなくて、「そうでしか生きられない人もいる」って描き方だったのがすごく誠実だったと思う。この世のエンタメってどんな状況でも夢を追いかけることを選ぶべきだって物語が主流なのかなと思うんだけど、そうじゃないのがすごく良かった。なんだろうな、夢を追うこともそれを応援することもただじゃできないし、何と引き換えても夢を追うことが正しいとはおたくも思ってない。芸能の仕事のために大学辞めたとか聞くとわけのわからない罪悪感のようなものを感じるし。(かと言って大学4年の年に髪を黒染めしてるとそれはそれで就活……?って急に怯えだすけど)(改めて書くと本当にキモい)
それでも夢を追うこと、推しに夢を追い続けてほしいと願うことのある種の罪深さ、一方で何か前向きな意味もあること、両方に誠実だったのが良かった。
芸人おたくが主人公だった『ファンファンファンファーレ』がわたしにはとにかく刺さって抜けない。わたしには推しがこの世からいなくなるという経験をしたことはないけど、でも推しが生きていても変わらない部分があって苦しかった。わたしには推しが必要だけど推しはわたし個人を必要としていないということ。推しにおたくがどう見えているのかなんて分かる日はこないこと。推しにとってわたしは「彼女じゃない」し、他人だし関係ない人。おたくはなにが推しのためになるのか、何をしたら喜ぶのか、本当のことは一生分からない。それは推しが生きててもそうでなくても同じ。勝手にグッズと写真を撮ったりするのを気持ち悪いと思われてるだろうなってたまに思うよ。他人が自分に依存してるのはたぶん気持ち悪い。分かってるからこそ、推しを喪ってそれでも好きで好きで会いたくて苦しんでいるちかのことを見て泣くんだと思う。
と同時に、私が推しを喪う日がもし来たとしたら(縁起でもない仮定で申し訳ないですが)、それでも一年その人のことを好きでいつづけることは果たしてできるのかと言われるとできないと思う。たぶん悲しみ尽くしたあと、新しい推しを見つけてしまう。だから苦しみながらも好きだという気持ちをなくせないちかが尊くも見える。「好き」以外に生きる原動力なんてないし、でもこの好きを担保するものなんて何もないから。
おたく仲間だけどキャラは真反対のちかとゆかり、そして芸人を目指すしのと優等生のあさみん、一見ちぐさぐなふたりが友達でいる理由がわかるのがよかった。全キャラクター最初の印象が悪くても最終的には好きになれてしまうんだけど、ゆかりはもう登場から大好きだったな。自分もゆかりみたいな子になりたいってお友だちと言ってた。
「ゆかりにははるくんを喪ったわたしの気持ちなんか分からないよ」に対する「分からないよ、分かりたくない。/はるくんがちかのこと連れてっちゃうんじゃないかって怖かった。/なんでわたしははるくんみたいにちかのこと笑わせられないんだろう。」もうこれ打ちながら泣きそうになるまである……。すごく好きだ。し、このやりとりの少しあとのちかの台詞「いつもゆかりはわたしのこと笑わせてくれるよ」、ここまでの全てのやりとりで、これが間違いなく事実だってわかるから大好きだった。ゆかり、めちゃめちゃいい子だけどめちゃめちゃ変でいいんだよね。
あとは単に台詞がすごくいい。言語センスがある。「大きい声出すなら面白いこと言って」 「カツアゲ!?」使う場面はたぶんないけど日常で使いたい。
「わたしにはできないよ、そんな高尚な仕事」
「私は私の神様にはなれない」
それぞれおたくしてるとよく言われることに対する答えとして自分の中ですごくしっくり来たから好きだった。
あと冒頭の流れも秀逸だった。「はるくんがトレンド入りしてる!/単独前に結婚とか?」「え?結婚とか言われたらショックなんだけど!死ぬんだけど!」スマホを確認して、「死んだ……ねえ、はるくんが、死んじゃったんだけど……。」この、一言目の「死んだ」と二回目の「死んじゃった」で同じ言葉なのに意味が違うのはちょっと鳥肌立つ。
それから何より良かったせりふは、ラストにあさみがしのちゃんに向かって言う「最底辺でもがいてて」。文字だけ見たら不幸を願っているように聞こえるけど、彼女なりの愛の言葉なんですよね。芸人を目指すしのちゃんに、あさみは芸人なんて稼げないし生活も苦しいし諦めろと反対していた、でもしのちゃんに心動かされて最後にはこう言う。つまり最底辺でもがきながら、夢を追ってほしいということ。そしてこの台詞の結びは「『推し』ってこういうことなのかな」ずっとちかやゆかりのことを理解できなかったあさみが、初めての感情に出会った瞬間。愛だし、同時に皮肉でもある。確かにおたくって推しの涙を見たい生き物だ。
この作品、この世のすべてのおたくに見てほしい気持ちがあるので難しいんだろうけど再演とか、せめてもっかい配信とか、あると本当にうれしいナ……。そもそも現地でも見てないやつが何言ってんだなんだけど。
あと「つやつやのやつ」は、口では売れたいと言いながら自分を変える努力もせず売れない苦しい生活を甘んじて続けて若い時間を浪費する芸人の姿がなんか、これリアルなんだよなあって感じで、良かったです。

VOYZBOY年末フリーライブ

@クラブチッタ川崎
石橋くんを初めて見た日から1年弱経ちましたが、実際ステージに立ってアイドルしている石橋くんを見るのはこの日が初めてでした。聞いたことのある曲同じ歌詞でも応援している子が歌っているってだけでこんなに違って聞こえるんだ!って石橋くんが歌うたびに思えて幸せでした。正直VOYZの曲の歌詞がすごく刺さるみたいなことはあまりないんだけど、Sparkの「僕だけの君にしたい」この歌詞を石橋くんの甘い少年みのある透明感ある声で歌うのさすがにメロった。Beautiful Starも、改めて聞くとちゃんとエモい曲なんだなってところが良かったです。なんだかんだVOYZの曲は石橋くんの高音の響きの良さが出てて良い。これまでメンバーと絡む石橋くんも見る機会ってあんまりなかったけどなんかちゃんと仲良しそうでよかったです。というか絡みに行っててえらかった。
このとき発表された2チーム制、まさか1年ちょいで解体になるなんて思ってなかったな……。
 

夏は何度もやってくる(2021年現場振り返り②)

笑ゥせぇるすまん」The Stage

脚本:白鳥雄介 演出:小林顕作 制作:ネルケプランニング @ステラボール

音曲祭で石橋くんかわいいなあ次の舞台次第でちゃんと応援するか決まるなあ(?)とかゆうてたらなんかすごく期待していいのか絶妙なラインの舞台が決まってわりと困惑してた。結局8割は行ってたのでまあわりとたのしかったんだと思います。公演時間短かったのはすごくありがたかったです。なんか本人はほとんどSNS更新してないのに毎日のようにDM送ってて元気だった、わたしが。

オープニングの音楽と客席を照らす照明がなんか良かったな。配信残ってるのありがたいけど、客席で浴びたびりびりくる音量もまぶしくて目がちかちかする感じが物足りなく感じる。個々のストーリーがすごく面白いとかじゃないけど、舞台としてのパッケージングはすごく上手だったなと思います。最初に佐藤流司さん主演で笑ゥせぇるすまんをやるって情報解禁されたときは再現度がどうこうっていうよりも「誰得?」って部分でざわついたと思うけど、そのあたり舞台でやる意味を考えられていたと思います。いやなんか出演者に見たことないおじさんが多くてかなり頻繁にこれ何の時間?とはなってたけど、そのわりには案外面白かった。カーテンコールで佐藤さんも強制新鮮舞台って言ってたけど日替わりが多いしちょっとした部分のニュアンスも毎公演違っていて、そういう新鮮さは毎公演ありました。そういう意味で3日目以降から自由度が増してどんどん楽しくなってきた気がする。あとはもうとにかく女装の秘書さんと園長先生がめちゃめちゃかわいかった。毎日会いたいかわいさだった。だいすきだった。

各話の主人公がほぼみんな妻子や社会的立場のある中年男性で、最初は観客に共感させる気ないんか?と思ったけど、たぶん観客が共感するべきなのはそっちではなくてむしろ喪黒のほうなんですよね。要は「あなたも他人が破滅するさまを見ることを楽しみたいでしょう?」という。最後の台詞「お客様に喜んでいただければそれが何よりの報酬」このお客様っていうのは舞台を見に来ている観客のことでもありますよね。(まあ私個人は別に美しくもないおじさんの破滅を見たがってはいないですけど。)

そういう観客としてはなんというかある意味丁重に扱われていた感じがあったのは良かったです。喪黒に与えられた一時的な快楽に溺れ破滅する主人公たち、これに観客を当てはめて、あなたがいま楽しんでいるのは非現実ですよ、あまり溺れると身を滅ぼしますよというような流れにだっていくらでもできただろうと思うけど、そうはしなかったところは優しかったなと思います。(というか教訓めいた感じや説教くささを出さなかったのは普通にすごく良かった。)いやまあコロナ禍にわざわざ「モテない女の慰み者じゃないの♪」とはやらんだろうけどさ。

いちばん最後のお話だけはやり直しの聞くストーリーを選んでるんですよね。「夜行列車」の歌詞、遠征帰りのおたくの心情に重なりすぎる。(まあ仕事ほっぽり出して行方不明になって不倫しかけて妻が倒れるまでに追い込む夫を許すなとは思いますが。)(というか原作がそうだから仕方がないけど全体を通して罪のない妻子が一番可哀想な目に遭いがちなストーリーはわりと納得いかん。)

主演の佐藤流司さん、なんかおたくが無限にいてすごかったし、これだけの規模感のおたくを有していながらもなんかしっかり観客の顔を見ていてすごかった。松田くんや石橋くんの日替わりのネタ考えてあげてたり、カテコでうまいこといじってたりしてて案外絡むんだなあみたいな感情になりました。日替わり、まじ尖りすぎてたけど。

あと松田昇大さんを今回はじめて拝見したんだけどなんかけっこうしっかり好きになりました。舞台上で急にウィッグを外してウィッグネット姿になるくらいの謎の潔さがあるのにイケメンとしての役割はきちんと果たしていたのが良かった。なんかもう本当に……頑張ってたし。(毎公演でかいおじさんが背中に飛びついてくるのを受け止めるのとか……。)声が好きなんですよね。

あとはなんかもうセクシー界のラスボスみたいな園長先生がまじで強くて好きすぎた。出てきた瞬間大喜びだった。なんかまじで背が高くてヒールで脚細くて長くて、経済的にも精神的にも自立してそうで強くて、それでいて笑顔が人懐っこいのがたまらなくかわいかった。色気は隙だってアカリンも言ってたし。

ご本人ブログ毎日更新していてえらいなと思ってFC入ってみるくらいには好感度が高かったんですけど、なんか「普段の会話とか本気で苦手で」とか書いてて愛しかった。毎日更新なのにそこそこちゃんと書かれてて文章のテンポ感とかわりとすきなブログでした。なんの感想?

石橋くんの話をします。

・オープニング!長めのさらさらの前髪から冷たい視線がのぞく感じがたまらなくよかった。微妙におもろい振付だった気がするけどちゃんとばちばちでかっこよでした。石橋くんってかわいさを爆上げできる子だけど、表情の温度をすうっと無くすこともできるの本当に強いと思う。(真顔になってもなんとなく人の好さ的なものが残ってしまう人もどうしてもおるやん。)

・小学3年生の子どもの役!わたしが累生くんの絵しりとり動画の最後の「うええええん」をリピート再生してるのがバレたのかと思った。まつげの長さが子ども特有のそれ!!!前髪短いからおおきい瞳がきらきらしてるのもくっきり見えてたいへんよい!たいていの人間だったら面白くなりそうなウィッグなのにちゃんとかわいくてさすがの顔面力でした。子どもらしい尊さと物語の登場人物としての悲愴さが同居してた。

・『♪わたしはこういうものです』「いらっしゃ~い!」で始まるお祭りソング、表情くるくる変わってめちゃめちゃ楽しい!映像に名前出てくるとこの決めの表情が毎度GOE500000000点のかわいさだった!自分のどういう表情がかわいいのか分かってるの強すぎ。ダンス中に舌ぺろってしがちなのすごくいいし、曲中に佐藤さんとかと目を合わせて嬉しそうにしてるのもかわいかった。まじめな話(?)一話の息子のことを思うとまじで本当にかわいそうなので、次の曲で元気に歌って踊ってくれるのはたいへん助かりました。

・悪いお店のお兄さん!本当にビジュアル好きだった。ばちこりブリーチした感がある緑っぽい長髪似合いすぎてた、石橋くんもさもうちょっと大人になったら髪伸ばしてみん?ってくらい良かった。長い髪を指先でくるくるしてるのがセクシーでよかったです。あとパーカー肩から落として着てるの好きだったな……。最初は声低めに出しててどこかけだるげで本当にめちゃめちゃかっこよかったのになぜかだんだん人間離れした感じになっていってた……。(なぜかというかまあウケてたので。)まだかっこよかった時期に(?)松田くんにも突っ込まれてたけど捌け方かわいかったよね、なんか背負ってたからちいちゃくなりながら捌けてるのかわいかった。

松田くんソロ曲で出てくるときにこにこしててかわいいんだけど、なんかキャラクター的には反社感あるからこそ楽しげにしてるのがよけいにかわいくもあり色気もありでとても良かった。享楽的で刹那的、レッツダンスオン。間奏の最後らへんの1アクション的なやつもまじ毎公演楽しみだったな。

・ドーンタイムのダンサー、表情くるくる変えてて動きはばっちばちで本当に好きだった。あとなんか佐藤さんのやることに合わせてちょいちょい審判やったりキャッチャーやったり、打ち合わせしてるのかはよくわからんけどまじでできる子だなあになりました。ぴゃーって追いかけてくる感じちいちゃいペンギンみたいでかわいかったな……。衣装もペンギン感あるし。(ない)

・イケメン役イケメン!日替わり!序盤でやってた怪我したイケメンがいちばんわけわかんなくて好きでしたね。ボケの方向性斜め上じゃない?!急に怪我した上にさらに台詞一個まるまる変えてて大波乱だった。なんかやばい動きをしだしたりおじさんにガンつけ出したりしてて本当に面白かった、というか私ってたぶん石橋くんがやることわりとなんでもツボなんだろうなと腹くくった(?)よね。

・秘書さん!最大のヒット!かわいい!!なんかぜんぜん女装のメイクしてるわけじゃないのに普通に似合っててかわいくてすごかった。やっぱり女装の肝は輪郭とパーツ配置だなあ!って思ったし、さらにおめめぱっちりで口元もかわいいんだからかわいいに決まってるんですよね。たまに日替わりでめがね外してくれてたのうれしかったな。話を聞きながら指を口元に当てるしぐさとかいちいちかわいくてちぇくち~で困った。キャラクター的にはお堅めのしごでき秘書さんって感じだと思うんだけど、隙のある感じが垣間見えるのが本当に愛おしかった。ビジュアルはもう現れた瞬間から100かわいいんだけど、どんどん人としてのかわいさが見えてくる感じ。

扇ぎの松田くん担当回でめちゃめちゃウケてたり色々リアクションしたりもかわいかったし、ここで何が起きてもそのあとの早口言葉みたいなやばい長台詞をわたしが見た限りでは一回も噛んでなくて本当に本当にえらかった。笑っちゃったあとの長台詞の前に天を仰いで深呼吸してるの、かわいかったし。

佐藤さんとの日替わり、本当に一生かわいかったな……。目を合わせられると笑いが止まらなくなっちゃうの本当にかわいかった。力関係って感じでよかった。矢を射ったりバズーカ撃ったりバレーしたりいろいろしてたけど(ヒールにタイトスカートでほんとよくやってた、えらかった、運動神経の良さを感じた)、なんかちゃんときれいなフォームで野球の投球してたの好きでした。

あと扇ぎの時間、石橋くんはすぐ次に女装の役で出番があるから出んやろなと油断してたら普通に秘書さんの格好に法被羽織って出てきて沸き倒した。初回が一番ノープランだったのかな?と思うんですけどなんだかんだいちばん好きだった気がする。なんか、謎の間ののち石橋ですって雑に自己紹介してっしゃオラァって細い手足で謎に男らしさ全開で客席を扇いでまた本編に戻っていってた……。なんか名乗りがあったことによってシンプルに女装した石橋弘毅さんの状態で舞台上に放り出されていたのが良かった気がする。やばいお友だち連れてきてたり自己紹介の名前の癖がえぐかったり、初回以外の石橋くん担当回はまじで大波乱だったんですけど、のちに全部佐藤さんプロデュースだったと判明してまじで?になった。

・おかみさんの息子。正直サイレントのところなにが起きてるのか微妙によく分からないし、彼は彼でイケメンの概念と同じ衣装で出てくるから息子……?息子!?とはなったけど。まじなんで衣装同じなんだろう。上手側海外席入ったときにおかみさんと一緒に捌けてく表情最後まで見れてうれしかったな。なんか意外とステラボールのこと好きかもしれないとまで思った。

・『夜行列車』やっぱり弘毅くんって声が澄んでてかわいい~。切なげな表情がずっと良かった。「♪流れ落ちるなみだににじんでいくとは」の手で目元を覆ってまた離す振り付けのところが、その手の運びも表情も本当にきれいだった。

・エンディングの曲始まって上手から真ん中までばーっと走ってきてスライディングしてめちゃめちゃうれしそうに佐藤さんに小道具渡してるのがあまりにもかわいかった……。カーテンコール、アナウンスに超かわいい笑顔で「いえすっ」って答えて礼してからの顔上げた瞬間ばちばちに客席を睨んでくるの本当に最高になる。あまりにもかっこよくてばちこりに沸いてた。石橋くんの悪い顔だいすきだもんね。視線の靭さと冷たいほどの美しさが前面に出ていてすばらしかった。前髪かきあげる仕草がたまらなくよかったな。

すでに5,000字近くなってて笑ってる。なんか書いてたらやっぱりすごい楽しい舞台だったような気がしてきました!

 

ミュージカル「刀剣乱舞」東京心覚

脚本:伊藤栄之進 演出:茅野イサム @青年館ホール

どれだけ眺めていても飽きない美しい顔の俳優が二人、演技が好きだなって俳優が一人、なんか面白いなって思ってる俳優が一人とこんなに興味のある俳優ばかりの刀ミュは相当久しぶりです。いや他の刀ミュ出てる俳優さんがすごく悪いとかじゃないんですけど歌合の影響がちょっと……。パライソ初演を見られなかったので全員本公演では初めてのキャラばかりで新鮮なのはすごくよかったと思います。

中尾暢樹さんは本当に美しいな……。辞書の精悍って言葉の欄に載せたい美青年。ジュウオウジャーは当時リアタイしてて毎週毎週風切大和さんは美しいなあとばかり言っていた記憶があったんですが、まさか刀ミュに出てくださる日がくるとは思ってなかった。(あとジュウオウジャーは中尾さんが美しかったことしか覚えてなかったけど見返したらちゃんと話が面白かった。おたくがこんなんだからこの世の美形俳優「キレイより人間らしさのあるような役を……」になっちゃうんだなと反省した。)(関係ないけどチャックアップも配信されてたのを見たんですがいまの中尾暢樹さんを知った状態で聞く「ON TOP!」すごくいいな。)メイクもあって切れ長な目をしている印象が強いけど、ぱっと大典太を見上げたときなんかにすごい目が縦に大きくて丸くてはっとする。かわいい。白目がきれいなんですよね。あとよくよく考えたらチーム心覚の生脚担当なのでわたしが好きになってしまうのは仕方ない感あった。2部衣装の膝がかわいくて私のジャンルって感じでした。チーム三池は二人並んだときの作画が同じ感じがすごく良いなって思う。大典太とふたりだと陰と陽のコンビに見えるけど、わりとソハヤも根っこの部分は大典太と近いところがあるのを感じさせてよかった。戦闘中に笑って見せる顔が普段見せる笑顔と違っていて不敵で美しくて好きだったな。

山﨑晶吾さんに関しては本当に好みとか超越した美形ですよね。このメイクの薄さでこの髪色のウィッグが似合ってしまうのがわけわかんないな。前髪が右分けだから光の当たり方や向いている方向の違いでお顔の印象が違うのがまた美しかったと思う。右目と左目で印象が変わって見える瞬間があるのずるい。うわ~美しいな~と思いながら眺めてるとその美しい張本人から「人はなぜ美しいと感じるのか」みたいな台詞が出てくるのはなんか面白かったです。まあそれの答えが「美しいと思う心が美しい」なのはさすがになんか、何も思いつかなかったのかなって感じでしたが。個人的には人の心が美しいなんてことはありえないからこそ心とは無関係にあるものを美しいと思うんじゃないかと思うので解釈違いですね(?)

せいちゃんもさすがでした。けだるげないでたちもよかったし台詞の言い方がいちいち好きだった。なんかすごく地に足ついてる感じというか等身大感というか。観念的な台詞の多い舞台だったから、せいちゃんの台詞の感じはそれでも観客から離れていかなくてすごいなんだかほっとした。

そういう意味で桑名もずっと一定のテンポを持っている感じで、そのテンポ感がかわいくて舞台上にいると嬉しい人だった。歌もよかったし。いやなんかべつにここに書くことじゃないんですけど福井くんの人間性、とても信頼できる。前の記事で刀ミュで麻璃央くんのことを嫌いになることは絶対にないって話をしたけど、福井くんもそのポジションにいる。

初日から賛否両論だった脚本について、個人的には歌合よりやばいことはないだろうと思っていたけど脚本のみで見たら同じくらいやばかった気がする……。分かろうとすると余計にいらいらしそうだからあまり何も考えずに見たら物語だとも演劇だとも思えなかった。し、最後の曲の「これは問わず語り」って歌詞に文字通りそうでしたね……と力抜けた。もうちょっとこう、言い方あれだけど台詞のポエムセンスが良ければ、というかもうちょい全体的にきれいごとっぽい説教くさい台詞がどうにかなればまだ見ていて苦じゃなかったとは思います。わたしはそういう台詞を聞くのがたぶん人より苦手なので。べつに分からないこと自体はそこまでストレスになるタイプでもないと思う……。水心子、なんか語る!ってシーンが多すぎる。小西くんは見る予定の舞台にいたらかなり嬉しいくらいの俳優さんだからただただ脚本が残念な部分だったと思います。(水心子くんがかわいいことはちゃんと伝わりました。)なんかわけわかんなすぎて面白い部分もあったけどね、「将門公は7人いる……!」とか。手塚?こういうのをシリアスな笑いって言うんですかね。あとこんだけ説明不足の舞台なのに「大典太光世とは兄弟だな!」ってわたしですらさすがに知ってる情報を律儀に教えてくれるソハヤはかわいかったです。

 

ミュージカル ロミオ&ジュリエット

潤色・演出:小池修一郎 @赤坂ACTシアター

麻璃央さん、立石くん、味方くんのチーム横田くんがお世話になったみなさん(?)の回を滑り込みで見に行きました。このメンバーで東宝ミュージカルなのびっくりだよね。赤坂ACTシアターはたぶん刀ミュのプレライ振りだったのでそういう意味でもなんだか感慨深かったです。懐古厨。

言われてみればロミジュリってちゃんと見たの初めてで、自分でもびっくりしたけど普通にストーリーで泣いてました。ロミジュリって悲劇だったなあって見てる途中で思い出した。いやまあ突然スマホ出てきたりしたけど……。

麻璃央さんって天性のキラキラがずっとある人だと思うんですけど、個人的に舞台でそういう明るいキラキラした役を久しぶりに見た気がしてうれしかったです。自然と人の中心にいて周りにほっとかれることのない感じ、麻璃央さんの生まれ持った性質にすごく近い気がして説得力がすごかった。本人は渋い大人になりたそうだけど、なんか麻璃央さんってかわいいよなあってしみじみ思いました。笑った顔が子犬みたいでかわいいんだよね。ベッドシーンもキスシーンもあったけど麻璃央さんの清廉さは失われないんだなあと思った。

味方くんも、ミュージカルの道で行きたいって言ってたわりに一時期はつか舞台ばかりの印象があったのでミュージカルで歌ってるとこを見られて嬉しかった。(まじで懐古しかせん。)やっぱり凛としたきれいな声してますよね。なんだっけななんかのシーンで麻璃央さんの頬に手を添えるみたいなやつが絵になりすぎてずるかった……。

ティボルト、高貴で神経質そうな感じがすごく良かったな。立石さん本人は普段柔和な印象が強いからこそこういう役を見るのは楽しい。こういう自分のいちばんほしいものだけは手に入らないような超絶美形がだいすきです。たばこ吸ってたりかなり年上の女性と関係を持っていたり、そういうところを見ても俗っぽさとは隔絶されている感じが、やっぱり本人の持っているものだと思うので役がすごく合ってたと思います。いやなんか怒鳴るお芝居が苦手みたいなことを言っていたのも聞いたことがあるけど、そういう部分じゃなくてイライラしたり憎んだりしてもあくまで高潔な感じが良かったと思う。

わたしはぜんぜん東宝ミュを通ってこなかった人間なので比べるとかはできないんですが、ばちこり歌唱力で殴られる!とかっていうよりは個々のキャラの良さとキャッチーな歌を楽しむ感じだったかなと思います。し、そういうのが得意なみなさんだったと思う!チケット代が正しく還元されてる感じで楽しかったです。あとジュリエットがつけてるすげーでかいピンクのネックレスがかわいかった。

 

MANKAI STAGE A3!Winter2021

脚本:亀田真二郎 演出:松崎史也 振付:梅棒 @立川ステージガーデン

妥当な問い、妥当な悩みに妥当な答え、A3!って誠実だよなあって改めて思いました。それからやっぱりブルーミングスマイルも13月は君の夢もだいすきで最高にたのしくて正直これだけで立川の首90°席にチケ代払える。

けど春夏公演や春単や夏単は500000000倍楽しかったよね……!春組のおたくだし夏組もだいすきなおたくなのでそれはそうなんですけど……。でもなんかやっぱり春単や夏単のサービス精神を思うと少し物足りなかった。はちゃめちゃなわがままを言っています。

 

2gether THE MOVIE

インスタをフォローするとQOLが上がるタイ俳優ことBrightくんを見ようということで(?)(美しいお顔とねことハイブランド、まれにじわじわくるタイ広告を載せられてるため)お友だちに招待していただきました。応援上映の回でしたが、二人が結ばれたところで拍手が起きていていい空間だなあと思いながらも正直めちゃめちゃじわじわきた。サラワットくんの妻ボードは許される現場があったら作りたいよね。光ってるものってかわいい。

わりと冒頭の、女の子たちに混じってサラワットくんの方に駆けていくタインくんの画がなんかすごい青春って感じで好きでした。普通に共学の大学生活で学校行事を謳歌しながらまっすぐに青春している感じが良かった。昨今ではそうでもないのかもしれないけど、私が見てきたものだと日本のBL作品って「禁断」「秘密」みたいな雰囲気が出がちだなあと感じるので。秘密も何もなくステージ上からばちこりタインくんだけを見つめて歌うサラワットくん、強すぎた。サラワットの妻のみなさんどんな気持ちやねん。俳優さんがギター弾けて歌も上手でっていうのは華やかですごくいいですよね。

グリーンくんのパワー系の明るさがツボでした。ストーリー的には色々と厄介ごとを作るわりにぜんぜん嫌いになれないし、とてもお顔がかっこいいディム先輩と結ばれるのも納得しかない。この子絶対にディム先輩のこと幸せにできるもん。グリーンくんに限らず全体的にPower Of Loveが強い感じがいとおしくもあり微笑ましくもあって良かった。映画は色々と端折られてる部分があるだろうからよけいにそう感じるのかもしれないけど、微笑ましいというかちょっと面白いくらいで。サラワットくんの「俺のほうが重い(断定)」みたいな台詞とかさ、ちょっとやっぱり面白くはあるけどいとおしいよね。

 

パンダドラゴン 東広阪ツアー~パラゴンといっしょ~

@LIVE VANQUISH

宮島行きたくない?になって例のお友だちと行きました。広島当ててくれたぱっちさんありがとうございました。東広阪ってなかなか聞かんもんね。相変わらず楽しいばくれつにおもしろいスキルメンの集まりでした。

今回の挑戦としてはお芝居があったところですが、なんか本当にパンダドラゴンさんってなんでもできちゃうんだな……。リアルにハンドマイクを持ったままのお芝居ってまじで難しいと思うんですよ。(それこそ春組のフィルコレでエチュードやるってなったときとか真っ先にマイク置いて地声でやろってなってたし。)しっかりこなしててさすがでした。脚本もそれぞれの個性と良さを引き出すという点でかなり良かったと思います。

いまのメンバーだと唯一演技未経験のたいがちゃん、キャラとテンション感でぜんぶ持っていっててさすがだった。誰にでもできることじゃないよまじで。あとなんかなぎちゃんのうざい、みたいな台詞、なぎちゃんってそういう台詞を言ってもなぎちゃん自身の輝きみたいなのが全然損なわれなくてすごいなになった。あとやっぱりぱっちさんにできないことってないんだなあって。お芝居の適正まで鑑みて脚本を作られていた感じがしてすごく良かったです。ストーリーが単純でもお芝居している姿が良かったら楽しいもんね、舞台でもそう。

やっぱりパラゴンさんは曲がいいなあ~!と思った。わたしは王道のアイドルソングが好きなので、今回のセトリはハッピーな曲多めで嬉しかった。いやなんか、男の子のアイドルでこういうキラキラのアイドルソングたくさんやってくれる人って実はあんまりいなかったりするんかなって最近気づきはじめてる。

あと特典会もちょっと行ってみたんですが、おたくの褒めに対して「得意だから任せて!」って返してくれるぱちさんまじで努力とスキルに対する正しい自信がきちんとあってかっこよかった、好きだった。

 

狂言男師 夏の章 蚊相撲・呼声

監修:善竹十郎 狂言指導:善竹大二郎 @セルリアンタワー能楽堂

ポスターのさ、ウインクしてるやつ、まじめちゃめちゃかわいくないですか?本当にかわいい。ポスター作った人の「うわっこれかわいいな~」って声が聞こえてきそうだもん。俳優のみなさんがおたくにかわいいとか美形だとか言われてもべつに嬉しかったりしないことはわかってるんだけど、でもこのかわいさに販促効果があることはわかってほしい。和装きらびやかでいいなあ。すごく似合ってた。グッズのアクスタがめちゃめちゃお雛様っぽくてかわいいんですよね。座ってるし衣装の色合いもなんとなく雄雛と雌雛感あってかわいい。

稽古期間が相当シビアななかきちんと古語の台詞を覚えて狂言のルール通りの発声で覚えててえらかったです。ゆうてわたし含め観客のほとんどは別に狂言的になにか間違ったことをしたとしても気づかないとは思いますが。応援してる人が古語の台詞言ってるのはまあなんとなく嬉しいものだよね。おたくは若手俳優が別業種のおじさんに下に見られてる空気に敏感な生き物だけど、そういう意味で指導の先生方優しすぎるくらい優しくて親しみやすくて良かったです。

日向正宗のパンセ(静かの海のパライソ2021感想)

美しい瞳に映された世界は美しいのか あるいはかわいいサナトリウム(??)

静かの海のパライソ2021、日向くんだけを見ていたおたくの感想です。前半は見ていて思ったことの断片、後半は好きなところの覚書。まとまった文章ではないです。

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「なんでこんなきれいな海を前にして戦なんてするんだろう」という台詞が印象的でした。収容所にいたユダヤ人がそれでも夕陽の美しさに感動したという話を思い出した。美しいものの前で人が愚かなことは皮肉だけど、同時に何者の前でも変わらず美しいものがあるということは祝福でもあると思う。

そういう意味で、日向正宗さんは人々を祝福した。静かの海のパライソの脚本は日向くんの心情についてほとんど語っていないから、すべてわたしの推測だしわたしの慰めだしわたしの願いでしかないんですが。不完全燃焼な作品ではあったけどそれは良くも悪くもという感じです。日向正宗さんは美しかったし、その美しさに意味のある役と脚本だった。人の愚かさを描きたかった脚本なのかなと思うけど、それを見つめる日向くんの瞳が美しかったからただみにくい物語ではなかった。

そして最後のシーン、日向正宗さんのその瞳がつぶさに人間を見ていたからこそ少年が生きていることに気づいたんだから、それは本当に意味のあることだったと思います。それに気づいたのがほかでもない日向正宗さんだったこと。歴史を作ることのできない刀剣男士が歴史から何かを学ぶことに意味はあるのか?と思うけど、何かを成し遂げることなくしんでゆく人々のことを刀剣男士が覚えていることには意味があると思う。第二の死みたいなことはよく言うけど、刀剣男士がどこかで折れない限り、あの兄弟がもう一度死ぬことはないから。

(界隈での日向くんがどういう認識をされているのかはよく知りません、という前置きをしておきます。)

日向正宗さんというキャラクターの至上命題はうまくやること。特に刀ミュでは日向くんてわりと不器用なところもありそうで愛おしいんだけど、それでも絶対に「次」はうまくやることを考え続けているし、「もしかしたらうまくやれないかもしれない」なんてことは考えない。うまくやるためなら「この身と引き換えに」してもいい。それが健気で靭くて気高いところだし、逆に危うさでもあるなと思います。日向正宗さんがうまくやれないときというのは折れるときだということ。

で、パライソの任務は負け戦、つまりうまくやらないことをうまくやる必要がある。矛盾した使命の、その落とし所が「いい塩梅」なのかな。たとえ負け戦であっても人々が死ぬ前に光を見られるように、または生きることの意味を感じられるようにすること。

「朝の木漏れ日に 昼のぬくさに ゼズス様はおっとたい だったら夜はどこにおるやろか 夢の中なら会えるやろ」

弾圧という夜の闇の中で神様に会えるのは夢の中。弾圧のなかで神は救ってくれないのか、存在しないのかと頭を過ったかもしれない、それはしぬことよりも苦しいことなのかも。だから目の前に見える確かな光を求めた。沈黙の声と都合のいい夢って見分けがつくものではないのかな。わたしみたいな不信心な人間が言っていいことじゃないですが。(そして作中に出てくる月のモチーフは、夜に見えなくなる神の光とは対照的な不変の光のイメージなんかな。)(あるいは日向くんの碧い瞳の星空も)(?)

日向正宗さんはその偶像の光であろうとした。「それだったら神を信じるということは、日向ぼっこをしているのと同じことだ。」(日向だけに……)(え?)

日向くんが太閤殿下の孫として祭り上げられるシーン、本当に、心情を表す台詞のないなか表情だけでよくここまで伝えてくれたなって思うんですが。

にじり寄ってくる人々に怯えるように後ずさる。その瞳がまんまるであまりにもかわいいということは置いておいて。そういう戸惑いから、一緒にいた豊前を置いて一人ですっと覚悟を決める、その表情の過程すべて美しくて。

「パライソ」の声や言い方は毎回違うふうに受け取れた気がする。もう覚悟は決まったように聞こえた日もあれば追い詰められて咄嗟につぶやいたように聞こえるときもあった。あるいは本当に子どもみたいに澄んだ高いトーンであったり。

それから、すがりつく人々を見回して頷く、すうっと瞳に青い炎を宿すようなこの表情が美しかった……。そして人々に跪いて目を見て、笑顔を見せ導く。

あとここは豊前を置いて勝手に先にひとり覚悟決めてる感じがすごく好き。ある意味正気でない世界に迷いなく身を投じる一種の思い切りというか。

民の喧嘩のシーン、「あのお方こそ、太閤殿下のお孫さんだっ!(銅鑼)」のところで民に向かってにこっと笑いかける日向くん、小さく手を振るようになってたんですがそれが本当に偶像/アイドル/idolで……。(HMV渋谷店すな)

ここに限らず、パライソ讃歌以降の日向くん、人々に話しかけるシーンは一貫して歯を見せて笑ってるんですよね。籠城しながら人々に梅干しをあげるところも、あの状況に似つかわしくない明るい声と笑顔でいる。どんな状況でも人々を元気づけることを諦めない。そして最後死んだ少年に声をかけるときも、感情を溢れさせながらそれでも笑顔を見せている。

それと、それぞれが対人間の戦闘に入るなか、日向くんだけは自分の刃で人間を殺してないんですよね。人間を盾にして味方同士で殺させて、それをじっと見ている。もうひとりは刀を向けるだけで逃げさせるし。まあたしかにあんな美少年が自分に刀向けてたら本能で「最期だ」って思うよな。自分の刀で人間を殺したくないというなら、それはうまくやってる。(まあそもそも日向くんの殺陣が秒で終わりすぎるし、刀ミュはいらん格差をすぐ作るという話はいまはしません。

兄弟が歌う「誰も教えてくれない」、この曲は演出もいいけど歌詞がとにかくいい。本当にそうだ、そうでしかないって歌詞。「生きるその意味 死にゆくその意味 教えてください」 この兄弟みたいに、生きるために戦に参加せざるを得なくて、結局そのために死んでいった人たち、そういう人たちの命ってなんだったんだろうなあって思う、たぶん観客みんな思ったことだと思う。そしてべつに戦のない時代に生まれたってこういうことは考える、それこそ俳優みたいな仕事をしている人でなければ。もしもわたしがどこかで死んだとき、この命がなんだったって誰が言ってくれるんだろうか。

でも日向くんは言うんですよ。「えらいね、最後まで弟を守ったんだ。」ただひとつ成し遂げたことを認めてくれる。どうして生きたのかなんて歴史に名の残らないほとんどの人間にはわからないし証明してもらえない。けど刀剣男士はそれを認めてくれるし証明してくれる。何が正しいか、何が幸せかを教えてあげられなかったとしても。

 

✧(以下シーンごとの好きだったところの覚書 日本語の墓場)

・冒頭日向くんがかわいいので見過ごしそうになるけど、人気のなさそうな竹林にひとり梅干し屋台引っ張ってきて梅干し作りに励んでるの、台所とか使わせてもらえんのかな……いやなんかそういう子のこと、私は好きなんだろうけど。浦島くん来てくれてよかったね。

浦島さんが竜宮城へ!?って言ってるあたりで竜宮城を空想するみたいに一瞬手を止めたり視線を上に向けたりして、それから笑うときがあってすごくすごくいい。

こんなにかわいい日向くんだけど手袋を付けたり外したりするしぐさが繊細でいいよね。日向くんというか石橋くんの手、指がすらっとしててなんか身長のわりにおてて小さめな感じがしてかわいいなあと思っています。てかこれは石橋くんの特典会の感想なんですけど、爪がなんか小さい、気がする、かわいい……。

「待つ、じーっと」のときの表情、わりとバリエーションあったけどだいたいすっごく夢中な顔しててかわいい……。

「亀と梅干し」、最初は梅干し作りの曲だったのに途中から各々梅と亀の話になってるのお互いマイペースだなって感じでかわいい。「うっめ~!!!!」本当に毎公演かわいくて、こまる、声が本当にかわいい。なんかあの、なに?うわずった?感じ??かわいいんだよね。

ちいちゃい梅干しをなんかすごいリスみたいにほっぺた膨らませて食べてるのめちゃめちゃかわいい。(図録の日向くんもおにぎりのすごい小さい一口でほっぺた膨らませてるのでたぶん原作に忠実)大倶利伽羅にお名前呼ばれて「ん?」の素っぽい感じもたいへんかわいいし、びっくりして咳き込むのもなんかすごいかわいい感じに咳き込むからすごいなになる。大倶利伽羅の真似してるときの顔のありえんつよさもいい、かわいく強さを出してくるところが最高になる。

・梅干し断られても特に意に介してない感じわりとすき。ていうか日向くんって巾着の紐の縛り方もかわいいんですけどすごくない?ちゃんと紐の端と端持ってきゅって。

・「全員集合、出陣だ!」この声のまっすぐな明るさすごく好き。大倶利伽羅が好きに出ればいいとか言ったそばから集合させてるのはちょっとじわじわくる。

殺陣でもダンスでもぐっと姿勢を低くするのがめちゃめちゃかっこよなんですよね。きっと敵を見据える視線がまじで強いところも好き。浦島さんソロパートのときに後ろで手袋を直すしぐさ毎度ばちばちにかっこよくて好きだったな。

ソロの殺陣見せのとこ、上手側の坂道を身を低くして駆け下りてくるのすごい好きなんですよね。めちゃめちゃ膝に悪そうなことしてるけど(?)小柄な男の子のいいところ、膝とかの怪我が少なそうだなってところなので。(?)

日向くんの殺陣、足音がほとんどしないくらい軽やかな足どりと対照的に烈しい太刀筋がすごく好き。刀身が短いぶん、縦の斬撃は跳ねて腕をめいっぱい伸ばしたところから一気に足元まで、横の斬撃はくるっと回って、手足のリーチをいっぱいに使ってるのが華やかで本当にいい。華奢だけど身体つきに全く無駄がなくて筋肉の線が出る感じ、作り物めいた美しさのなかに戦士らしさが確かにある。あと敵の薙刀使うとこ好きだなあ、華奢な子がでっかい武器使いこなしてるのすごくいいなと思う。

あと曲最後らへん耳上あたりの髪をすっと撫でるのがまじで良すぎる。極の耳掛けが頭を過るしぐさ、左右逆だけど。

・殺陣、刀捌きもすごくいいけどさ素手で敵くるってしちゃうのもすごく強くていい。階段に座って「よっとお!」て時間遡行軍蹴るところ、たいへんありがたい構図でありながらなんかすごい楽しそうでかわいい。あと刀回しながらの納刀まじでかっこいいよね。

鶴丸がなんか言ってる後ろで困惑してる日向浦島、かわいいぞ。大倶利伽羅に肩掴まれたうえに鶴丸にネクタイ掴まれてる日向くんはわりとたいへんそうでかわいい。し、鶴丸に胸らへん押されて刀剣男士大渋滞みたいになるとこの身体の薄さに情緒が揺さぶられるのでいくら日向くんが強いって言っても丁重に扱ってください。(?)

座ってむう……って表情してる日向くんが本当に本当にとんでもなくかわいいし目が大きくてばちばちに強い、かわいめの表情でもつよい。

わりとぱちくり困惑してる感じの顔がまじでかわいいんだけど、そこからのエイメンのお顔まじで圧倒的に強くて本当に楽しい。強いと楽しいよね。

豊前に向かってかわいい顔でパライソ~🎶してあげてるのもかわいいし。なんか豊前と日向のコンビは普通にコミュニケーションに問題がなさそうでいいよね……。

・「豊臣家中にいたと申したか?」「そうだけど?」ここの答え方、自分の来歴への誇りを感じで好きです。これの前の「何?」のなにげない感じともギャップがあっていい。

・やっぱり日向くんが天草四郎として崇められるシーンはパライソの最高傑作……。刀ミュに言いたいことは色々あるけど美少年を美少年する方法だけはわかりすぎていると思う。

本当にさ最初戸惑ってる感じのかわいらしさも右衛門作の嘘にきっと視線が冷たくなるのも、人々に向ける笑顔や覚悟を決めた瞳の神聖性も、本当にすごくて……。

このシーン、オペラグラスで日向くんの顔ずっと見てたらなんか下から無数の手が伸びてきてわりとこわいんですけど、それは置いておいて。ここは特に瞳の照明の当たり方が本当にすごくて。図録の「網膜に砕いた宝石のようなラメが散りばめられている」これがその瞳の動きや照明が当たる瞬間瞬間で発現していて……。手を挙げたりほんの少し目を伏せたりすることで瞳に影ができるのも、ゆっくり上を見る動きで瞳の中の光がきらきら揺れるのも、その光が瞳の真ん中にまっすぐ集まるのも、最後には溢れるほどの光を湛えるのも、本当に美しい。一生見ていられる……。

あと公演によって暗転の一瞬前にすうっと瞳を閉じるときがあって、それが何かに(すがりつく人々に、あるいは運命に)すべて身を任せるといったような崇高さ。(楽はこれだったはず。)人々が一方的にその美しさを崇めているだけじゃなくて、日向くんもなにかを彼らに捧げている。(いやまあそもそもああしてすがりつく人々を受け入れるというだけでとんでもないことだ。)

てかさ、日向くんって「あ」の口も「い」の口も「う」の口も「え」の口も「お」の口も美しいってすごくね?

豊前との梅干し日替わり毎回本当に本当に本当におもしろかわいくて大好きだったな。ちゃんと違うこと考えていて本当にえらかった。本当にいつも楽しみだったな……。なかよくていいね。ここのふたり、見た目の年齢は違うけどなんか同じくらい子どもな部分と大人な部分を持ってる感じがいいでなって思う。

種返されそうになったり指ごと食べられたりしたときにわりと普通に嫌そうなのがかわいい。「やっやだあ!」「自分で捨ててよ!」「信じらんない……!」本当にかわいい。かっこいい豊前相手にかわいい日向くんが「ひとりひとつだよっ」って答えるのもすごくいい。とてもいい。

あと何個あるんだ?に対して3個!って答えてて、ちゃんとあとのシーンで出てくる梅干しの数覚えててえらいなになった。

・猿云々のくだりで「ちょっと心が痛いのはなんでだろう」のあとの仕草がわりといつも違うんだけど、自分のほっぺたむに……ってするのが本当にかわいくてかわいくて困った……日向くん、誰かが丁寧に作ったみたいに顔完璧だけどほっぺた柔らかいんですよ?!すごくね?!成人した男の子の頬の柔らかさのこと、守りたいよ(?)あと豊前に肩叩かれてそんなことないよ的な顔されて笑い返すのもかわいい。

というか太閤殿下の孫ってハッタリを嘘だって言われたことじゃなくて猿のくだりに傷ついてるの面白いな……なんか刀剣男士が自分の容姿に言及するってあんまないから普通に興味深かった。まああのモブは普通に目見えてないと思う。

・わりと和やかな雰囲気から一変して、目の前の殺人を見て文字通り目の色が変わる瞬間。それでも大きく開いた瞳にちいさな光がちらちら光っていて美しくてくらくらする。やっぱり日向正宗さんの碧い瞳は星空だし、人々のみにくい行いも間違いもすべて美しい星空が見ているんだよな(?)

・日向くん、ずっとつよいまなざしで目の前の歴史に是とも否とも言わずに黙ってこの戦いを見ている。何も言わないからって何も感じていない大丈夫だって思っている人がいることがすごく嫌だ……。べつにどれだけ彼の表情を見ていたって君の本当も分からないのに。自分の刀を見て何考えてたの。

本当に、黙って浦島のこと追いかけていった先でどんな会話があったんだろうな……。こういう想像はむなしいな。

・「誰も教えてくれない」ここのコーラスがすごくよくて。ずっとずっとくちびるをきゅっと引き結んで黙ってこの戦いを見ていて。だからこそこのコーラスの口を開いた表情が印象的なんですよね。ずっとなにかを語ることをしなかった彼が、はじめてなにかを叫んだようで。

そして刀剣男士って感情が動いていればいるほど美しいんだなということも思った。美しいっていうのは感動なんだな……。

・㊗️有沢くんと芝居で絡んだ(はい)

明るい声で「ほら、元気出して」この状況でこれを言われてそれが皮肉にならないの、本当にすごいんだよね。日向くんが人々にしたいことはこういうことだって思ったりした。なんかさ、ここで言葉だけじゃなくて食べ物をあげられるの、日向くんの強さだよね。

・釣りのくだりは日向くんの絶妙な不器用さが特によく出てて愛おしい。失敗してもぜんぜんめげない感じも本当にかわいい生き物。わらじ釣ったあととんでもない真剣さで釣り糸垂らしてるのもとてもかわいい。やかん釣り上げてまあいっか!みたいになってるのかわいいし。釣り失敗ボイスの「骨にだって栄養はあるもんね」「いい出汁が取れそうだ」涙の出る健気さ。

中浦島くんと目を合わせるときの表情がすごくいいんですよね。日向くんと浦島くん、普通に超仲良しって以上にどういう絆があるのかは脚本でほとんど描かれていないけど、柔らかい笑顔で顔を見合わせるふたりはなんとなく傷を分かち合っている感じがあって、すごく好きなんですよね。というかこの曲が浦島くんのソロじゃないのが、すごくいい。「しょっぱい海にその涙あとかたもなく消えるだろう」この歌詞が、日向くんのものでもあること。

あとここフード被ってるのが本当に赤ずきんちゃんでかわいいんだけど(よく見たら図録通りベルトに帽子収納してて刀ミュの衣装すげーになった)、大阪かどっかで曲中フード取れちゃって、浦島くんにそっと直されてたの、本当にかわいかった。あれ?って感じで頭に手をやってた日向くんもとてもとてもかわいかった。日向くんって本当に頭がまんまるでかわいいね……。

・日向正宗さんは目を閉じなかった、目を逸らさなかった。浅く息をしながら死んでいった人たちのことを見ていた。ここから暗転まで、他のシーンよりも表情が少しやわいというか、情動が漏れ出ているような感じがある。口が薄く開いていたり、眉が下がっていたり。美しかった。

まだ生きている弟よりも死んだ兄のほうに声をかけることにすごく意味があると思う。ここまでの戦いをずっと見てきた日向くんが人々にかける言葉は、「えらいね」なんだ……。いつも彼の新鮮な感情を受け取ることができて、俳優のおたく的にもすごく幸せだった。

・最後らへんから梅干しの壺取り上げられた浦島くんを励ましにいっててかわいいんだよね。「僕と浦島で漬けたんだよお!」かわいい。あとさ大倶利伽羅に梅干しあげてるとき、すごいしっかり相手の目見てていい子だなって思うんですよね。

・衣装第一形態!ひらひらふわふわな衣装にばっちばちのダンスがよく映える。刀ミュの衣装チームはかわいい美形にしっかりかわいさを盛った衣装をくれるので助かる。袖の黒のひらひらが透けてて手首が見えるのとてもいい。トーク帽に梅の花たくさんついてるの、あまりにもかわいい……。ひらひら広がる布量の多いコートと脚のすらっとした感じがとても良いです。ボリュームある衣装はすらっとした手足を持つ子がいちばんよく着こなせるってしのぶさんも言ってた気がする。ひざ丈のコートにロングブーツはなんかもうシンプルかわいいもん。

・揺ら揺らら

この曲はクールな表情してることが多いけどちょいちょい客席見てくちもとで笑うのがずるすぎる。大人になんかなるな……。(康すな)(日向くん、なんだかんだ精神性は大人なところが魅力です。)

石橋くんのダンスってわりと俊敏さとかばちばち感とかの要素が強い印象があるんですが、この曲はわりと柔らかさというかしなやかな感じの要素もあってめちゃめちゃめちゃめちゃ良い。なめらかに動く感じとびしっと動く感じをちゃんと使い分けている、気がする。客席を見る視線の強さがたまらなくいい。日向くんというキャラクターの高貴さとか、ともすれば少し近寄りがたいくらいの美しさとかをたくさん浴びることができる曲で好き。

この曲、シンプルに歌詞がすごくいいですよね。なんか一部を見ながら考えていたことの断片がこの曲の歌詞にも入っている感じで。「光が射しこの暗闇 消えるのなら」これが日向くん浦島くんの担当なのすごい。

「どうせ一度のいのち ここで夢見て踊ろう 刹那に酔いしれても いまはいいんじゃない?」一部の感想で戦いで死んでいった人と私は変わらないみたいな話をしたけど、そういうおたくを観客として認めてくれている感じがすごくなんか嬉しいというか、しっくりくるんですよね。正直二部の曲の歌詞ってなんでもいいっちゃいいみたいなところもあるけど、ちゃんといい曲をくれるの嬉しいな。

「手を伸ばせ迷わないで」「めぐり逢えたあなたへ」ここで客席を見るときの表情が本当に良くて、いやなんていうかすごいおたく向けの歌詞だって話はしたんだけど、それはそれとしてそのままついていったらそのまま人の道を外してしまいそうな過ぎた美しさがあるというか……。なんかもう目がでかすぎて本当にどこを見ているのか逆に分からんみたいなとこもあるしさ。

間奏松井さんに手を取られてふわっと上に上げるやつが本当に美少年に与えられし動きすぎて好き。そしてそのあとの日向くん真ん中になってなんか花みたいな振りになるとこ、動きの強さがすごくいい、やっぱり踊れる子が真ん中にいるといいなあ。

・衣装第二形態

おっきいリボンのついたエシャルプ高貴&かわいいいでこまる、かわいい。腰のひらひらも衿元のふりふりも細い首のチョーカーもたまらなくかわいい。ばちこり装飾かわいいなあ。ジャケット(?)の下の腰が細くてとてもいい。わりとウエストの切り替え?になる位置が低めなの、ちゃんと手足の長さがあるからこそ似合ってていい。

・MC

明るい声が大得意だから盛り上げるとこの第一声が日向くんなの超適任なんですよね。1曲目の大人っぽい雰囲気だったところからぱっと明るく切り替えるのがいい。前楽の「楽しみ尽くすよ~!」が本当に、本当に本当に良かった……。

表情めいっぱい使ってちゃんと周りにリアクションしてるの本当にかわいいしえらい。あと浦島さんと基本距離近くてかわいい。なんかコーレス鶴丸のウェーブやるとき、真ん中のとこで浦島さんとひっつく感じがやたらかわいかった。あとなんか豊前がよくわからんこと言うてるときの日向くんがなんて?みたいな顔してるやつかわいすぎた。

刀ミュ、実際よく分からん台詞を顔の圧の強さで押し通すみたいなところがわりと面白いところだと思うんだけど、今回のパライソ、まじで顔強くてそういうの適任な日向くんがその担当じゃない……んだなって感じなんですけど、日替わりの日向くん担当回はだいたいとんでもないのぶっこんできがちで楽しい。おもしろかわいさが最大限に出てていい。

わりと大波乱だった1123夜の話なんですけど、日向くん「うまくやる」ためなら泣き落としも辞さない刀なんだな……。冒頭ひとりで梅干しを作っていた日向くんだけど、こうして時に梅干しで釣ったりしていい感じに人脈を作れるつよい刀だと思う◎

あとなんだろう、腰の細い男が好きなので(?)大倶利伽羅って日向くんの腰をつかんで大丈夫な人なんだみたいな感動(?)を覚えた。

・Be Cool

もう一生毎秒かっこよくてかわいくて息忘れる……。ソロのパートもカットされてなくてさ、嬉しいよね……。くるくる変わる表情もダンサーさんとの絡みも浦島さんとの絡みも一秒ごとに最高にかわいい。言語化が間に合わない、どこがかわいいって挙げたらすべてになる。かわいい顔してるコンマ1秒後にかっこいい顔をしてくる。

岩崎さんに脚押さえてもらって前にぐーって倒れていくやつ、キツイ体勢で歌もあってまじでたいへんだと思うんだけどちょっと笑っちゃったりしながらも頑張っててえらい。たぶんこの振りあんまり余裕そうにやってもおもんないので(?)、日向くんというか石橋くんのあの感じでやるのがミソなんだろうなと思う。

振りでバッティングのまねっこしてるやつ、石橋くん本人はしっかりホームラン打てる子なのになんかちゃんとかわいい感じのフォームで打っててえらいよ。ダンサーさんと仲良くやってるのもすっごくいい。台から降りるときはぜったいにぴょんって飛ぶのも最高にいい。

ダブルダッチ、あれやってるほうは本当にたいへんだと思うんですけど、成功しても失敗してもどっちみちリアクションがかわいいからどっちでも当たり回でどっち見れても嬉しいのまじですごいよね。わりと成功しても失敗してもハグになる感じ、かわいい。ダブルダッチのあとちゃんとリアクションしてからのすぐ上の段乗ってくのもめちゃめちゃ俊敏でシンプルすごいなあになります。

岩崎さんはいつもセクシーでかっこいいんだけど、輪投げみたいになってるとこでなんかすごい優しい笑顔をされていて、わかる日向くんかわいいよなになった。

なによりこんなにCUTEな日向くんつかまえてBe Coolなところが最高に良いですよね?!最後のザッツクール!のとこの笑顔がかわいいと同時にめちゃめちゃかっこよくて強くて最強になります。ここの表情、曲中なんか起きた回はれ~って舌出したりやっちゃった~って感じにちろって舌出したりしてて、本当にかわいい。幸せでたまらないって笑顔をくれるのもすごく嬉しい。

・Freestyle

これはどちらかというと石橋くんの性質だと思うんですけど、なんかもう本当に彼の楽しい気持ちが増えれば増えるほど、彼はかわいくなります。彼が楽しめば楽しむほどかわいくなるし、かわいい彼を見るとおたくも幸せになるという結ぼれ。レインが言いたかったのもこういうことやねんな?(超解釈)なんかもう本当に笑った顔がとにかく明るく華やかなエトワール。

なんかもうずっと表情豊かで振り大きくて見てて楽しくて、公演を重ねるごとにどんどんどんどん楽しさ増していっててすごかったです。ちゃんと顔の表情と動きの表情がぴったり合ってるんですよね。

松井のソロかな、座って聞いてるときに口パクて一緒に歌ってる回あった気がしてすごくよかった。サビで豊前と同じ台の上に立ったときに目を合わせてふたりしてなんかやってるの、毎公演ちがうことしててほんとえらくてかわいい、あそこいつも楽しみだったなあ。歌詞「靴あと」のとこの振り膝の位置すげ~高くて楽しいです、手足長くていい、楽しい。段差に座って脚組む振りが本当にありがたいな、かわいい男の子の脚組みは国の宝なので。人生を!のあとの手の振り、ぴょんって投げる感じだったのがちょっとなんか高貴な?感じによっててもっと好きだった。

あとCメロのとこ、後ろで膝揃えて座って首こてんこてんしてたのすごいかわいかったんだけど、なんかいつの間にか客席見る時間になってて!懐から何かを取り出したかと思ったら嬉しそうに双眼鏡で客席見回してたの、すごくよかった、ありがとうございます。

あとさ千秋楽、最後なんか下手側向いて座ってるとこ、正面にいる子にウインクしてた気がするんだけど気のせいですか?いやそもそも石橋くんはウインクできん子だけどさ、なんかそういう幻を見た気がする。

あとたまに踊りながらちょっと舌出して見せるのすごいかわいい。なんだろう、つい出ちゃったって感じがいいのかな、舌出すことで体の可動域の限界伸びるって茂吉要くんも言ってたし(冷静に考えてどういう理屈かは分かんないけど)、なんかそういうのを感じる。

あと最後の決めポーズのとこ、あそこの表情が毎度色々違ってて毎度かわいすぎてもう芸術点あげたくなる! GOE500000000点!日向くんってどういう顔したらかわいいかわりとわかってそうでいい。ぷく~って表情からのはなまる笑顔も口ぱーって開けて見せるのも本当にかわいくてかわいくて500,000,000点をつけることくらいしかおたくにはできない。

・衣装第三形態

トップスはわりと丈短めだけどきちんと黒いインナー着てるのすごくいい。見せていいところと見せちゃいけないところがちゃんと決まっていていい(?)。セーラー衿のパフスリーブはさ、まじで衣装班も日向くんのかわいさに自信あるなって感じでいい。衿のリボンも裾のレースもほんとうにかわいい。腰にたくさんついてるフリルが動きに映えてすごくいい。

・YUKARI

最初の上着脱ぐとこのさ、ドゥーーーーーンのとこでまず首くいって軽く曲げるのめちゃめちゃかっこいい、からのジャジャン♪で肩を入れる感じも表情も良すぎる、流し目、ちぇくち~……からのくちもとで笑いながら上着脱ぐのもほんとにほんとにすっごいちぇくち~なんですけど、なんか最後らへんはすごいかわいめに笑ってから上着を脱いで見せるようになっててまじでもう困った。上着脱ぐときにそのまま膝までつくのもすっごくいい……。

この曲は表情のバリエーションがさらに増えて、というか本人がこう見せようって思ってしている表情と自然に出るんだろうなって表情がどっちもあってすごく良いです。吼えるような表情をしたあとすうっと高貴な感じの表情になる感じとかすごくたのしい。こんな好戦的な笑顔もそんな見れないもんね。あとぐっと姿勢を低くしてぎらぎらしたような大きな目で客席見てる瞬間、本当にどきどきする、まじでかっこいい。

あとなんだろう、しゃがんだりするときに崩れ落ちるような感じに見せるやつ(「僕らひとり」の次のとことか)、あれ何かしらの技術だと思うんですけどほかで見せる力強さ激しさとをより引き立てるというか、その危ういひりひりする感じすごく引き込まれる。

10/20の石橋くんのキャストブログが本当にすごく良くて、舞台に立っている瞬間のことをあんな風に実感ある言葉で言語化できること、本当にすごいなと思うんですが。なんだろうなこの曲は特に情動が身体を突き動かして仕方がないみたいに思える瞬間がたくさんある。単純な体力みたいなフィジックな要素を超えたエネルギーに満ちあふれているというか。体力的にどう見ても大変そうなところで急に2メートルくらいジャンプしたりするし。体力の限界点で肉体に神が宿るというし、そういうものを見られたこと、すごく幸せだったな。そして体力ギリギリのところにいたとしても絶対に表情がおざなりにならないのはまじでえらいところだと思います。正直一部の脚本には思うところ色々ありすぎるんだけど、二部だけは本当に絶対に楽しかった。

・カーテンコール、たいへんな任務を全うした刀剣男士に(そしてたくさん悔しい思いをしてリベンジを果たしたキャストのみんなに)あなたたちはうまくやれたよって伝えられることは嬉しいことだよね。

 

✧(別記事に入れるつもりで書いてた日向くんの見た目を一生褒める文章、ここに載せる)

日向正宗さまは本当に美しいな……。本当に美少年。その目の大きさもまつげも頭の小ささもすらっとした手足も完璧すぎて毎公演美しさが新鮮だった。お顔のパーツ配置がほとんどねこちゃんのそれなんですよね。完璧な造形美とキトゥンブルー。

素の状態だとわりと三白眼気味で冷たい印象の瞳がカラコンで碧いまんまるな瞳になるのがやっぱりすごくきれいなんですよね。碧い色の非現実感と、その顔立ちが元々持っている冷たさ。ただかわいいだけの短刀じゃないこと。

あとあの毛先の白いまつげが本当に美しくて。お顔の照明が暗めのときにまつげのふちどりだけが見えるときがあってそれが本当に美しい、生きてる人間こんな絵になるんだ……。目の縦幅もあってまばたきするたびに音がしそうなの、美しいよね。

左右で輪郭にかかる髪の長さが違うのが本当に良くて。右から見た印象は少年らしく凛々しいし、左から見た印象はそこから中性的で神秘的な感じに寄る。

ツイート検索していたらお顔が安達○実さまに似ていると言っている方と栗山○秋さまに似ているという方と両方見かけてそれなになりました。なんかお顔の輪郭とパーツ配置は安達○実さまで、個々のパーツの強さは栗山○明さまなんだよね、わかる。

それからやっぱり目元口もとの可動域が広くてかっわいい……。笑うと口がハートになるの、圧倒的な人中の短さと歯並びのかわいさがなすかわいさ。歯がちいちゃくてかわいいと思う。明るい「きゅっ」って笑顔も優しい「ふわっ」って笑顔も両方できるのがいいですよね。

やっぱり枢やな先生のキャラデザがすごくて、ケープの下から伸びる腕の細さ腰の細さのシルエットが最高にかわいいんですよね。くるっと回ったときのケープのひらめきがすごくいい、動きが映える、、。あと村中さんが上げてたおじいちゃんたのツーショ、ブーツの履き口が思ってたよりゆるゆるで怯えた。その細さであの動きができるのはさ、神秘。