ときめき座流星群(ブタキン感想②)

ブタキンことブタバラこと舞台 KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-の思い出振り返りキャスト雑感。書いているのはルヰくん役よこたくんのおたくです。
以前書いたルヰくんだけの感想↓

・一条シン/橋本祥平さん

笑顔がかわいい人だとやっと気づきました。(橋本くんのことハイステを少しと某ディと小山内でしか見たことがなかった。怒られる。)運営諸々がやばすぎた某ディのイベントのせいであまり他人に興味がない人なのかと勝手に思ってたんですけどぜんぜんそんなことなかったね。橋本くんに限らずですが、キンプリのみなさん作品への気持ちをきちんと発信してくれるところ好きでした。
シンくんのピュアでウブな感じが思ってた以上にハマっててびっくりでした。ご本人はたいへんキレのある成人男性なの分かってるんだけど素直にめちゃめちゃかわいかったな。男性みを出さない感じがすごく良かった。エデロのみなさんにルヰくんとの関係を詰めれらてるときのシンくんが毎公演やたら好きでした。ルヰくんとの恋のような時間がずっと清潔でかわいらしかった。
シャイン怖すぎてちょう楽しかった。めっちゃ得意分野じゃん。原作のシンくんはゆうてもおでこの丸いおぼこい少年だけど、橋本くんまず顔がきれいだからよけいにはまってて怖かった。プラトニックソード歌い出し「愛してるただ愛してるいま」の次の「生きてる以上の幸せあげたいのさ」がテンションの上がる穏やかじゃなさ。天才の歌詞。本人曰く歌は得意ではないらしいんですが、(私はあんまそう思ったことないけど)この曲はすごい声の出し方工夫してた感じする。本当楽しかったな。いやちゃんとシンくん好きな人からしたらこの演目は楽しいで済むものではないのかもしれんけど、なんかそれぞれプリズムショーの演出が原作に比べてやれることが限られているなか圧倒的にカラーが強いのが楽しかったんだよね。プリズムショーでいえば原作にあった絵にいちばん近いものを見れた気がします。いやダイスキリフレイン聞きたいけどね!「今日もステージで歌えるのは君がいるから」とか生で聞いたら泣いちゃう。
何年か前の画像フォルダ見てると覚えのない橋本祥平さんの写真がたくさん保存されてるので昔から顔が好きだったんだと思う。

・太刀花ユキノジョウ/横井翔二郎さん

首がすらっと長くてきれい。背が高く見えたけど調べたら思ってたより小さくてびっくりした。頭身で背を高く見せてる感じ、ちっちゃいものクラブなセプテントリオンさんのなかでもバランスいい。ユキ様の顔の作画そのものをトレースしたお顔だちというよりも美しさの方向性を重視したキャスティングが良い。若手俳優のみなさん色んな美しい人がいるけど、よっこいさんに似た顔の人はいないなって感じ、浮世離れした美しさの感じがめちゃめちゃ合ってたと思う。曲中傘を閉じたときに風で前髪が揺れるのがきれいだった。
エーデルローズのみなさんと一緒だと楽しそうというか生き生きしてる感じが印象的でした。絶妙なトーンのボケもきちんと誰かしら拾ってくれるのいいね。レオくんとのやりとり楽しそうでかわいかった。
ナナイロノチカイのサビのところのソロすごく好きでずっとあの歌声が頭に残ってる。

・香賀美タイガ/長江崚行さん

天才なの知ってた。常に舞台上が見えてて落ちてる小ボケはすかさず拾ってくれるし自分でもくどくない笑いを取れるし身体動くし歌もダンスも安定してるし顔がかわいい。隣の人が台詞飛ばしたときにすごいさりげなく伝えててさすがでした。(次の公演で確認して確信できるくらいのさりげなさ)
これだけの安定感でありながら素直に可愛いと思わせる隙を出してくるのがすごい。カヅキさんの前であんなに乙女の表情をしておいてあざとい感じじゃない。なんかキャラとして健気で愛しいなってなるライン。
3日目くらいから早々に若手俳優の裸に見慣れてきてたけど、彼の前腿の筋肉だけは見事だなと毎公演思ってた気がする。色白肌のベビーフェイスにしっかりした身体付きなのがいい。
身内にキンプリのおたくがまじでいなくて(類友)一生一人観劇になりそうだったんですが「長江さんが天才だから来てください」って言ったらお友達を引っぱり込めたのでたいへん感謝しています。

・十王院カケル/村上喜紀さん

ファンが多いキャラなのは分かるけど私のハマるタイプじゃないな~なんて思ってましたがデュオさすがにかっこよくて沸いた。初日の会場中のカケル推しじゃない人も巻き込んで沸いたなって盛り上がり方が印象的でした。タイガと踊ってると同じ振りでも剛と柔って感じでタイプが違ってて好きだった。あまりがり勉の方って認識はなかったけど、自分のした努力を謙遜せず武器にするところがいいキャラしてるな。
癖の強すぎるしゃべりかたのキャラだけど不思議とそのしゃべりかたがなじんでたというか聞いてて心地よかった。一定のリズムを乱さない感じというか。SHBの「キミも感じているのかにゃあ~?」なんかすごい好きでした。

・鷹梁ミナト/五十嵐雅さん

デュオ衣装ペンギン感があってかわいい。原作ファンから愛されてるのが客席の雰囲気からすごい伝わってきて、彼がいるから舞台キャストもやりやすかった部分はめちゃくちゃあっただろうなって思います。圧倒的ムードメーカーで他の2.5.舞台とはまた雰囲気の違うブタキンの客席の空気を作ってるというか。カーテンコールとか客降りで客席から雅~!って聞こえてくるのすごいよね。個人的に2.5はそのあたり自由な空気感あるほうが嬉しい。
カテコでの不思議な言動のおかげで笑ってはいけない横田くんというわりとレアなものを見れたのでたいへん感謝しています。

・西園寺レオ/星元裕月さん

星元さんのこと舞台では今回初めて拝見したんですが、彼のこと勝手に誤解してたなと反省しました。もっとあざとい人かと思ってた、こんな演技をする方だったんですね。こんなに好きになるとは。ユキ様からの無茶ぶりもそうなんですが、かわいいんだけど最初からかわいいに逃げてるんじゃなくて、ちゃんとやった結果かわいいになる感じが100点。
曲中の台詞を大事に大事に言ってるのが印象的でした。「ここは」のまっすぐな歌い出しが好きだった。「わたし、あなたのことが大好き」どうしてか分からないけど毎回良すぎて涙出た。アニメでやってた内容はまるまるカットされてるにも関わらず伝わってくるものがすごいたくさんあったな。あと一度衣装替えが上手くいかなかったとき、客席が少しざわつく雰囲気になるのを振り払うようにめっちゃかわいい煽りを入れててさすがでした。
「私はかわいいものが大好き。だからいつもかわいらしくいたい」本当に彼って容姿だけじゃなくてちょっとしたしぐさも指先まできれいでかわいいから説得力がすごかった。おたくもかわいい服着てるときくらいは背筋伸ばそ……って反省しました。 はけるときにぴょんって跳ねるやつが客席ざわめくかわいさ。

・涼野ユウ/廣野凌大さん

ハスキーな歌声が華があって好きでした。プリ1曲かっこよくてずるい。途中のエアバンドのやつとかやってることは別に派手じゃないのに曲が良いからめちゃめちゃテンション上がってしまう。あと曲中台詞のセプテントリオンのくだりの伴奏の嵌まり方が気持ちよすぎた。ナナイロノチカイの曲中台詞、長い厨二口上の最後を「希望の歌を歌い続ける」って青臭いまっすぐな言葉で結ぶのがすごく好きでした。あと日替わり毎公演いろいろ考えて変えてて若いのにえらかった。

・神浜コウジ/小南光司さん

妙なこと言ってるときに本気で言ってるのか冗談なのかまじでよくわからない感じがすごいそれっぽい。常に口角の上がってる感じがきれいなんだけどなぜか微妙に不穏というか。小柄なキャストが多いなか背が高くて肩幅あってめちゃめちゃ成人男性の身体つきなのに謎のあどけなさがある気がする。首かしげがちだから?やや下ネタっぽいこと言ってもウワってなる感じがあまりしないのが不思議だった。
小南くん、ちょいちょいローラーシューズでつまづいたりこけたりするのがなんかむしろ愛しさになる人だと思う。かわいい。あとなんかたっかい声出してるときの声がなんかかわいい。

・速水ヒロ/杉江大志さん

ヒロとユウのデュオ曲、プリリズ勢じゃないからまじで何なのかミリもわからなくて脚本どうにかしろとはなったんですが、あの細い腕で剣を振る姿はとてもよかったので脚本家は杉江くんの可愛さに感謝してほしい。パンフの右上の写真めちゃめちゃかわいい。こういう情緒不安定ぎみなチワワの役、杉江くんの得意分野ですよね。(原作見たときヒロくん表情豊かすぎて大丈夫かと思った。)ちょっとしたアドリブへの対応の安定感が少し大人な立ち位置を感じさせてて好きでした。
コウジもヒロも情緒の振れ幅すごすぎてキンプリシリーズ予習しただけじゃキャラがいまいち掴めなかったんですが、舞台で見てやっと自分のなかでキャラとして落ち着いた感があります。というか映画2作目は舞台ではやらないのかな。

・仁科カヅキ/大見拓土さん

演技がずっと好きだった子。「テニミュで桃城役に選ばれる子」的な演技の気持ちよさがある。特別自分を大きく見せようとしてるわけではないのに器が大きい感じ。子どもっぽく無邪気なのに不思議と達観した感じもあり、圧倒的光属性で情緒が安定してる。大見くんを拝見したのは今回が初めてなんですが、なんかご本人もわりとカヅキ先輩に似たところがあるんだろうなという印象があります。
顔パーツはっきりくっきりだけど目元の造形は繊細でかわいい。まつげ長い。目元や輪郭のラインが曲線的で、カヅキくんはかっこいい男の子だけどミスコン優勝しちゃうのもなんかわかる。
あとぜんぜんブタキンには関係ないこと言うんですが、大見くん刀剣の出演が発表されたときにストーリーに「おみたくは一生おみたく」と投稿していたのが他担ながら良すぎて感銘を受けました。染まってない感じがたいへん尊い

・如月ルヰ/横田龍儀さん

良すぎて別記事なんですが。
‬横田くん、いままでやったことのない役にたくさん出会ってくれるし、本人としても新しい姿を見せてくれて新しい自分になろうとしてくれているので応援しててめちゃめちゃ楽しいんですよね。

・大和アレクサンダー/spiさん

原作予習中、急にすごいspiさんみたいな人出てきてちょっと面白かった。 ちょっとしたリアクションとか言葉遣いとかがspiさんってだけでちょう面白いのずるいよね。台本通りの台詞でも毎公演のように笑い声起きるとこあるのずるい。「煌めきのシックスパック」この美声でさすがに面白パワーワードすぎて金平糖も見習ってほしかった……。なんか楽しそうでよかったです。

高田馬場ジョージ/古谷大和さん

見るたびに好感度が上がる一方の古谷大和さん。私古谷さんの顔がとても好きなんですが、ふだん全く男の顔の好みが合わない友人も大和さんの顔好きと言っていたのでここまで顔がいいと好みとか超えてくるんだなってなった。
古谷さんが天才なのはもう分かってるんですけど本当に顔がきれいだし曲中のパフォーマンスも良いしアドリブも面白いしでどこをとっても天才でした。これは優勝。周りに某川くんや某石くんがいないとまじで手足長くてびびる。たぶん魅せ方もうまい。キメの笑顔がおとなっぽい色気のある美しさでずるかった。
プリズム1では自分自身についての歌詞を歌っている子が多いなか、JOKER KISSはずっと「(歌詞中の)キミ」に尽くす王道アイドルソングなのすごく好き。あの世界のジョージのファンってジョージがスターを(道化を?)演じてるってことは分かってると思うんですよ。その演じているという部分含めて好きなんだと思う。さっきまで観客にたくさん笑顔で手を振ってたのに、得点発表ですうっと真顔になる、楽しむ楽しませるってだけじゃなくて数字にシビアでかつ結果も残していくところが好きなんだよね。分かる。総帥がなんだかんだジョージを気に入ってるっぽいのはこういうところなのかなって思った。仁とジョージはプリズムショーに求めているものが同じだよね。ルヰやアレクは実力者だけどそのへんの意識は違う。(ところで少し気になるのはキンプリの世界観だと数字ばかり求める考え方は間違いなんですかね?)
あと曲中、観客席にミヨちゃんを見つけたようなしぐさをしていた気がして原作確認してみたけど、特にそういう描写がないばかりか3Dのやつすら作ってもらえてなくてびびりました。シビア。というかミヨちゃんのくだりまで書いてちょっと思ったけどJOKER KISSって岡山にいたノリくんがなりたかった理想の男の歌でもあるのかな。
ジョージのプリズムスタァとしての魅力がはっきりわかるようになったぶん、総帥を軸にしたシュワロの関係性もわかりやすくてよかった。いびつなようでお互い足りないものを補完しあってる部分もあるというか、ほんと絶妙なんですよね。

・池袋エィス/小林竜之さん

SHB曲中にルヰくんと床のきらきらで遊んでくれてたのありがたかった。舞台だとシュワロの生徒との絡みはぜんぜんないので見られて嬉しかったです。あと千秋楽の写真撮影のときにアレクジョージ仁だけ先に上手側に呼ばれちゃってぽつんとしてたルヰくんのとなりに寄ってってあげてたの優しすぎて泣いた。
私は推し定点厨だしエィスくんもひとりで舞台に立っているタイミングが少ないのでちゃんとした感想が言えなくて申し訳ないんだけど、客席からの声援多くて人気あるんだなって思いました。
初演シュワロキャストはわりとみんなベテラン感のある人たちだったから、横田くんこばたつさんが入ったことで明るい色が増えた感じする。

・氷室聖/栗田学武さん

原作見ても聖さんて信頼していい大人なのかむしろダメな大人なのかよくわからなかったんですけど、舞台見てまあなんかそういうことは関係なく愛される人なのは分かりました。初演は大人組の曲があって、栗田さんが別世界で現役アイドルなの知ってる私は地味に楽しみにしてたのになくて泣いた。

・法月仁/前内孝文さん

ファンサしたがりかわいいねおじさん。ルヰくんと絡む絵がとにかく耽美で好きでした。権力者に頬を撫でられる美少年の構図一生好き。美少年を愛する成人の哀れさみたいなのもあるんですけど、それよりもその愛の必死さがそこまでゆがんだものでもないというか、普通の父性にも見えた。登場人物のなかでもぶっちぎりで情緒不安定なやべーやつだけど嫌いじゃなかった。わりとなんでも自分のしたいように従わせようとするやばい大人だけど、自覚しないうちにルヰくんやジョージやエィスに支えられてる部分がありそうな感じがいいなと思う。ジョージやエィスもなんだかんだ総帥についていかない選択肢はないし、ルヰくんも白磁の頬を撫でさせるだけじゃなくちゃんと彼を導いてる。(というかルヰくん1000年自我あるなら総帥なんて赤ちゃんでは)
ルヰくんのおたくはルヰくんの名前を呼べるタイミング少ないんですが、そのぶん彼がずっと名前を呼んでいてくれたのでなんか、わかる……って感じでした。ありがたみが強かったです。ルヰくんは誰にも正体を明かさずにひとりで愛する人と世界を守ろうとしているけど、そうして傷ついたルヰくんのことを事情も分からず必死に思ってくれる人がいるの、その端緒が自己愛だとしてもなんだか救われる話なんですよね。ルヰくん、ある日忽然と姿を消しそうな雰囲気があるけど、この総帥はたぶん意地でも探し出してくれる。

・黒川冷/及川洸さん

歯を見せて笑ったときの口角の上がり方が完璧すぎる。褐色肌・銀髪・サングラス・赤ジャケットってだいたいの人は事故るビジュアルがなぜかちょうかっこいい。大人組のなかで圧倒的に情緒が安定していて安心して見れる人。かっこいいんだけどなんとなくマスコット感もあり好きでした。
原作ファンを沸かせるのがたいへんお上手でさすがでした。出番の少ないなか、キャラの枠組みを守ったうえで印象を残そうとしていて好感度高かった。プリステの方と聞いてめちゃめちゃ納得してしました。大人組の曲ほしかったな……。