永遠イライトが照らすまで(2020年現場振り返り②)

DULL COLORD POP「アンチフィクション」

脚本・演出・出演:谷賢一
@シアター風姿花伝

4か月ぶりの観劇は長い梅雨の晴れ間の夏らしい日でした。シアター風姿花伝まで延々と歩く目白通りがなぜだかやたらと思い出深い。チケット発売は確か6月半ば、舞台なんてほとんどやっていないような時期でしたがきっと谷さんはやってくれるだろうと思ってチケットを取りました。
舞台に立つのは谷さんひとり、スタッフ数を減らすため照明も音楽も谷さん自身で行う。主人公はコロナ禍で書けなくなった脚本家。「現代はゲルニカが描かれた時代と同じ。こんなひどい時代だからこそすばらしい芸術が生まれる」谷さんがこんなことを話していたのは世界がコロナに揺れる前、昨年12月に見たマクベスのアフタートークでのこと。その言葉どおり、このコロナ禍でしか生まれ得ない作品だったと思います。目の前で照明や音楽のスイッチを入れるのも、こんなこと考えて脚本書いてるんだなみたいなことが分かるのも普通に面白かったな。大していろいろ観てないなりに谷さんは本当に天才だと認識してるし、どんな頭してたらこんなもの作れるんだろう?とは常に思ってるので。
「コロナ禍で観客はどのような物語を求めるのか?強い現実のなかでフィクションは不要なのではないか?」作中の問いは私個人にはいまいちぴんとこなかった。(自粛期間中は正直どんな作品でもいいからとにかく舞台を観に行きたくて仕方がなかったので。)(家族含め大して病気をしたことがない。)それはそれとして私がこの舞台を観ながら宝焼酎のパックに入っているものが水であることを、ご夫人とのLINEが実際に交わされたものではないことを願ったのは、厳しい現実のなかでフィクションを求める気持ちそのものだった。
作中、福島三部作で戯曲賞を取ったことについて「あれは福島への罪悪感が取らせた賞だ」と一蹴していたのにはどきっとした。実際わたしは3.11のとき遙か西にいて、テレビの向こうで起きている震災は自分とつながってなくて、3.11に対してどのポジションにいればいいのか分からなかった。舞台を好きになってから、福島三部作だったり、被災した俳優さんのリアルな話を聞く機会があったりしてそのあたりの捉え方は変わったけど、でもそれはたまたま安全だった私が、自分の満足のために知ろうとしたに過ぎないんですよね。無関心である罪悪感から解放されて満足するため。被災した人に取材を重ね苦しんで悩んで作り上げたものを数千円だけ支払った観客が見て心動かされたって、同じにも善い人にもなれないことは覚えておかないといけない。
ソーシャルディスタンスを保つため座席数は半分に減らされていましたが(席番1桁だったのに最上手でびびった)それでもチケット代は変わらずたった3,000円でした。満席でも配信が売れなければ赤字、それでも「風姿花伝での一人芝居でこれ以上のチケット代を取ることは演劇人として許しがたい」こういう制作としての矜持に好感を持てました。こういう制作の客になりたいと思えた。舞台制作はずっと厳しい状況だけど、だからといって安易な値上げをしないのは制作としての誠実さだと思う。正直3,000円が倍になったところで観客側からすれば大した金額ではないんだけど。谷さんに面白い演劇を作る実力がありそれが認められてもいるからこれでやっていけるというのは大いにあると思いますが。
「値上げしてでもやってくれるだけありがたい」「観客がお金を払わないと制作が潰れる」それは本当にそうなんだけど。演劇がたいへんだからと値段分楽しませる工夫もせずあこぎな商売してる一部の制作にはこういう姿勢を見習ってほしいな……。

Nostalgic Wonderland♪

@恵比寿ザガーデンホール
自粛期間中の矢田さんのインスタライブがとても楽しかったので行きました。矢田さん、「フレッシュフレッシュ29歳、矢田悠祐です」「うちわアレンジしたんですよ、大阪府のマーク」しょっぱなからアクセル強めで最高でした。県のマークネタに弱いから笑っちゃった。歌声の輪郭がくっきりしていて声量があってビブラートが弦楽器みたいに美しくて。本当に歌声が好きだし顔も好きだった。矢田さん、かっこい成人男性にも絵画の中の少年のようにも見える絶妙なビジュアルだといつも思う。とても好き。
発券したときちょっと笑っちゃうくらい後ろの席で(まあ三浦くんとかいるわりに普通に取れたのはよかったんだけど)、目線をもらえることもないし客席降りもないし、なんなら舞台上にしっかり最前列まで3メートルのラインまで引かれてるんだけど、それでも不思議と疎外感みたいなものもなくずっと現実を忘れられる空間だった。傾斜がゆるくステージも高くて、後方列でも見下ろしてる感が少なかったのも良かった気がする。観客が声を出すことはできないけど、その分手拍子をさせてくれたり配られたうちわを振らせてくれたり……後ろから見ると左右に揺れるうちわが案外きれいでした。井阪くんの観客の心の声聞こうとするくだりも謎だったけど嬉しかった。知ってる曲はほぼなかったけど、曲それぞれの個性や見せ場が際立っていて楽しめました。それぞれにその曲を当てられた理由が見ればわかる感じ。客席のどの世代にとってのノスタルジックなんだとはちょっと思ったけど。
多和田さん、しなりのあるダンスが美しくてどこにいても目を惹く。自粛期間中のニコ生で明らか手足の長さに見合ってない狭さの部屋でソロコンっぽいことしてたのがすごい好きだったんですが、広いステージで踊っているのを見ると、本当にステージに立っているところを見られるのが幸せだなって思った。ソロ曲の低音の美しさがすごくて、この歌声をひたすらじっと聞いていたくて手拍子するのがもったいないくらいだった。MCでもお兄さんポジションで頼もしかったです。存在が無茶ぶりみたいな増子くんと絡んだあとの曲振りで噛み倒してたのもかわいかった。ちゃんと後輩が突っ込んでくれてるのが懐かれてていい。
内海啓貴くん、舞台で見るのは関東氷帝ぶりくらいだったんですがここまで歌がうまかったこともトーク回せることも知らなくて。気づいたのがいまさらでめちゃめちゃ申し訳なかった。これはアナスタシア出るわ。ロックな曲が合う伸びのあるハスキーボイスと顔立ちの上品さのギャップが好きでした。個人的には前髪上げてるほうが好き。というか改めて見るとお顔の個々のパーツが目立つわけじゃないのに余白を感じさせなくて骨格と配置の美がすごい。横顔の立体感が美しい、まずとんでもなく顔が小さい。腰の位置が高くて細くて脚がまっすぐで立ち姿サーザ・グレアム・ダルトンか?となった。出演者のビジュアルがノスタルジック少女漫画ワンダーランド。
井阪くん、ファーストインプレッションが鮮烈すぎてHOT LIMITと1日3回しかできないジャイアントのモノマネの話を一生してしまうんですがこんなにかっこよくなっちゃって株式会社キューブは本当にすごい。素でしゃべると子どもっぽいんだけどその底抜けの明るさが逆に安定してて人懐っこくてどこで見ても安心感があって好きです。
小波津くん、衣装2着目のなんかすごい派手な柄のジャケットを従えるように着こなしてて強かった。強いお顔に長身に筋肉の厚みがある身体つきで、重い甘い歌声をしているのがすごい本人の持っているものと目指す方向性がドンピシャでよかった。
海太くん、ダンスの人の印象が強かったけど歌もこんなに良かったんですね。「髪伸びると天パになるんですよ、かわいいでしょ」って自分で言っててかわいかった。実は見るのもかなり久しぶりだったんですが、変わらない愛嬌に和みました。

舞台「炎炎ノ消防隊

脚本:なるせゆうせい 演出:久保田唱 制作:ネルケプランニング
@KT Zepp Yokohama

校條くんのおたくに連れて行ってもらいました。毎日身内の誰かしらは炎ステ見に行ってて各々原作読み始めたりして、公演期間中なんかずっと楽しかったな。
まず原作が面白いことは大前提で、原作未履修の人間を置いていかない・どういう画を見せたいのか伝わる・生身の俳優がやる意味をきちんと出す、と2.5の押さえてほしいところをきちんとクリアしていて見やすかったです。バトルものの2.5って映像頼りになりがちだけど、立体でどう見えるかを考えられてたと思う。特にシンラくんのアクションは舞台でやるとなるとすごく悩む部分だとは思うんですが、きちんと俳優の身体を使ってやってたのがよかった。座長の牧島くん、コロナの状況もあり気持ち的にも体力的にも負担は大きかっただろうなと思うだけに、千秋楽カテコの挨拶はぐっとくるものがありました。牧島くん、推しと一生共演してるわりにどんな人かいまいちわかってないんですが、緊張すると笑ってしまうって設定がめちゃめちゃ牧島くんぽいのはなんかわかる。シンメのおざれんさんが原作そのままの輪郭とパーツ配置をしているのと比べると顔がすごい似てるとかでもないんですけど、実際見てみるとそのへんの本人の性質となんか合うなあって思った。
「この夏いちばんの思い出は小南くんのレッカを見れたこと」←2020年夏の合言葉。星宮烈火も演じた小南くんも完全に好きでしかなかった。やばい役だとは聞いていたんですが始まってみると想像の500000000倍明るい熱血バカでびっくりした。ここからどんな豹変を見せるんだろうと思っていたらまさか熱血バカのまま人を殴るとは……!やられた。属する組織や目的が違ってもレッカの性格は変わらないんだろうなというところが、完全に悪役だと割り切れなくさせてて天才だと思った。カリムさんの台詞(熱血がクソ野郎になったのかクソ野郎が熱血だっただけかはわからない、だがオレにはレッカはレッカだった)に集約されてるけどこういうこと、本当に良かった。倒して終わりの悪役じゃなくて、なぜ?を残して物語の軸のひとつにさせるのが上手いなあって。きちんと友人の罪に向き合おうとするカリムさんに対して、ショウくん(かわいい)にしれっと始末しろとか言われてるところも良かったです。これはモリミュのときも思ったんですが、小南くん顔がきれいで背が高くて育ったままに体格がよくて、とにかく容姿が圧倒的に正しいからこそ間違ったことをしていても見た目だけは絶対に正なのが不条理で良い。俳優が美しいことにきちんと意味がある……。
カリムフラムさん役校條くん、地の顔の冷たさと隙のない成人男性感が本当に好き。カリムフラムさん、無表情だし言葉遣いも謎だしかと思えばすごい大事な台詞を任されていたりするので演じるのめちゃめちゃ大変な役だと思うんですが、そのへんさすがでしたね。ご本人もエキゾチックでクールな容姿とは裏腹に山育ちで飾り気のないいいお兄さんなので、そういうところも合ってたのかなとも思う。連れてきてくれた校條くんのおたくもそのあたりの演技大満足っぽくてにこにこしました。「モルモットくらいの生き物を抱くようは気持ちで見てほしい」って言われたのはわけわかんなかったけど。校條くん、なんか極彩色の民族衣装とか花柄のジャケットとかがありえん似合ってしまう方だけど、この白と黒の禁欲的な衣装もとても美しかった。ケープ、めちゃめちゃ良い。
身内のあいだで声がよすぎて話題だったバーンズ大隊長。期待をはるかに超えるいい声でなんなら面白かった。「12年も前のことなんて覚えていないなぁ(エコー)」記憶を失いがちなおたくに汎用性が高すぎる。「1年のうちにどれだけの現場があると思っているんだ……(エコー)」
プリンセスヒバナ、闇落ちの理由がきちんと語られているので正直このままでいてくれという気持ちにもなったけど、改心後もそれはそれでめちゃめちゃかわいい。善悪どちらに振れても核に人並み以上の聡明さが備わってるところが好きです。まきさんも、怒ると手を付けられなくなるお姉さんってわりとよくあるキャラ造形だとは思うんですが、ちゃんと物語の役に立つところで怒るからノンストレス。二の腕ほっそいのにちゃんと筋肉ついててすごかった。スーツっぽい制服衣装が似合っててまっとうにきれいな人って感じでときめきました。原作、どんどんやばい女が登場してくるのでここ二人のまともさへの安心感がすごい。
君沢さんもほんまかっこよかったな。舞台でよくあるそれ絶対軽いやろってダンベルも君沢さんの肉体で持ってると説得力がある。パンフのコメントがすごく良かったな、有言実行で。舞台見た桜備さんの印象がそのまま言葉にされてる。
きづちゃん(好き)、本当に出番少なくて某ヨナを思い出したりしたんですが、少ない出番でめちゃめちゃ強くて美しかった。早熟な子どもというキャラクター造形があまりにも好きなので幼い見た目に見合わない能力と権力を持っている感じが本当に刺さった。ショウくん、こんなに強いけどこの生き方を自ら選んでいないところが最高に未成年なんですよね。舞台観たあとにアニメを見始めたんですがしっかりまつげを描きこまれてるタイプの美少年でなるほどきづちゃんだった。小さい顔の輪郭にこぼれそうな大きな瞳、わかる。以前きづちゃんとツーショットチェキを撮った際にまじで顔が小さすぎて一歩下がったことを思い出しました。ショウくん本当にかわいいめちゃめちゃ強いのにかわいいからかわいい。二の腕ほそくてかわいい。シンラvsショウくん舞台で絶対観たいから某ヨナみたいにキャス変しないでほしい、まじで。

GEKIIKE 本公演第11回 HIT LIST

脚本:木村純子 演出:樋口夢祈 制作:スタービートエンターテイメント
@全労済ホールスペースゼロ

私が知ってる木村さん作品とはうってかわって明るい作品でした。思い返せば去年の春夏は楽しい現場ばかりで、だからこそ月光仮面での劇中の人の死や苦悩に共鳴できる余裕があったのかなとは思うので、2020年のこの状況でとにかくハッピーだけを届けてくれたのがすごく良かった。まさしくお祭りでした。(ゆうて去年の月光仮面も優羽夏ちゃんや堀田くんのファンサに沸いたりはしてましたが。)
古き良き商店街vs商業開発的なストーリーの舞台に実は悪夢級の虚無の記憶があったりしたんですがそのあたりさすが木村さんで。役所の人間である宮山さんがめちゃめちゃ愛せるキャラクターだったり、逆に商店街側のお父さんに子どもの足かせになってはいけないというような台詞があったり、無思考の悪役、無思考に守らなきゃいけないものがなかったのが本当に見やすかった。いやこのへんは木村さん作品見るには低すぎるハードルなんだけど。様々な家族のかたちとそれに対する周りの向き合い方とか、クラブ朱雀のみなさんに対する周りの接し方とか、そういう部分に見える根底の価値観が一貫して誠実でした。
いつものGEKIIKE感があるオープニングも、よく見たらkimeruさんが謎の波動出してたり山沖さんの肉体がなぜか最強だったり夢祈さんがバインダーvs工具の圧倒的不利な戦いを強いられてたりしてじわった。(というかKOUGU維新だな……)あとチーム朱雀の回し蹴り担当のふたり、まじで強くて最高。
キャラによって生い立ちが語られていたりいなかったりでしたが、みんな見ていてにこにこできる人たちでよかった。明菜も茉凛もかわいいのにちょっと信じられないくらい体つきがごつくて最高でした。女の友情と筋肉感がある。衣装に着替えてうれしそうなダンディーズのみなさんかわいくてにこにこした。そのなかにありえん手足長い七五三混じってるのもかわいい。
鷲尾さん、前回の月光仮面は役的にも三足のわらじだし鷲尾さん自身も一生衣装替え衣装替え衣装替えでまじで大変そうだったけど、今回はそういう負担がそこまでない分楽しそうでよかった。個性が強すぎる日替わりゲストへの対処がうまくてさすがでした。自然体がめちゃめちゃうまい人だなと思う。「絶対来てとは言えないけど、来たら絶対後悔をさせない」コロナ禍で来ないことを選択するファンもいるなかで、こう言っていたのがすごく誠実だなと思った。
夢祈さん、ラスボスなのかと思いきや親しみやすいお兄さんという感じでよかった。あと曲中白ペンラ振ってるおたくにかっこいい振りでばちばちの目線キメて満足そうに笑うのが100点満点でした。ずるい。
谷佳樹さん、顔の美しさにキャラクターの人間性が負けてなくて本当にかっこよすぎた。この界隈の舞台を観ていると「この役は本当にこの美しい容姿の俳優がやるべき役なのか?」ということを考えることがたまにあんですが、今回は「まっすぐに真っ当な大人になった人がたまたま美しくも育った」感じの説得力がすごかった。ツ〇ステ時代に黄色のおたくめがけて十戒してきたとかファンサすごいエピソードはいろいろ聞いていたんですが、今回赤ペンラのおたくをもぐらたたきのように撃ち落とすさまを見てこれか~!となりました。本当にすごい。コルダの頃から刀〇ュで一〇一振やってくれんかなと思ってたけどこんなにかっこよくて神ファンサの人がこの界隈の人気キャラに来ちゃったら厄介オタクが50000000人ついてデマツイが5000000RTされてしまうからあの、審議で(?)(界隈の治安をなんだと思ってる?)
山口さん、常に不思議な品の良さと色気を纏ってる人。日本酒が飲めるタイプの建築業のお兄さんという役柄がまたその佇まいの無二感を際立たせていたような気がします。共演者にいじられるくらいセクシーなのに紫見つけたときの控えめな笑顔がとてもとてもかわいい。身内みんな山口さんのこと大好きなのでお誕生日公演入れてうれしかったな。
明菜がまじで顔がかわいくてなんかもはや悔しかった。こんなごりっごりに筋肉ついてるのに関係なくこんなにかわいいのまじで意味がわからん。派手なメイクが面白さに転ばなずただただかわいい。周りと比べると子どもっぽくてわがままなキャラクター性すら服やメイクのひとつみたいにかわいかった。それでいて曲中は蠱惑的に振る舞うからときめく。完成されている……。
久野木くん、俳優としての実力はもちろんのこと、なんかふとした瞬間にいいなと思わせるパーツがある人ですよね。(ちなみに私はアステリズムのアフイベでくのぎくんに「瞳の色がきれいですね……」と昭和の童貞みたいなこと口走ったりことがある。)茉凛の役名の通り透き通った水色が似合う。あとライブパートのクラブ朱雀の二曲目の作詞が久野木くんでびっくりしました。素直にめちゃめちゃいい歌詞なんですよね。「♪私が一番、あの子が二番?違うわみんなが一番」聞いててはっとする良さ。(「♪おしゃれなあの子マネするより自分らしさが一番でしょ?」に通じるものがあるからプリティーシリーズに関わってほしい。)あと順番に歌う「♪私パックしたの/私は美顔器よ/私、いっぱい寝たもん♪」ただ睡眠まで努力カウントしてくれる肯定力の高さ、だいすき。推しがこんな令和自己肯定感爆上げ歌詞を書けるって久野木くん推しの人本当に嬉しいだろうな。
あとこの曲「おひめさま~♪」で客席を指す振りなのずるすぎる。招待してくれた子、推しからのここの振りぜんぶかっさらっててにこにこした。
金魚ちゃん役にのみ~、歌うまいし面白いし愛嬌がすごくてファンサすごいし背中も脚もきれいだしなんと裁縫も得意らしくて逆にできないことを教えてほしい。新人部とは?黄色2連してると順番に全力ファンサくれるので推し被りと喧嘩になりません!(?)ライブ衣装の頭飾り、迎春でなんかくるくる回るギミックがついてるの、すごいハッピーな意匠で好きでした。劇中で金魚ちゃんを指名すると金運が上がるみたいなくだりがあったので私もブロマイド買ってチケホルに入れといた。金魚ちゃん見ると嬉しくなるしね。実際細かいことを吹き飛ばすハッピーオーラがすごい。
あとアンサンブルのみなさんにもピントを合わせて見ることができるのはスタビ舞台の強さだなと思います。ライブパートで地味に出ずっぱりだったり日替わりに駆り出されたりで、アンサンブルといえどもきちんと仕事をあてがわれているのは嬉しいな。このご時世だとなおさら。毛利くん、ライブパートでずっとすっごい楽しそうで見てる方もにこにこしちゃったな。素だとわりとシャイな印象があるから満面の笑みがかわいかった。かっきー、本当にお顔が好き。時代を超えて美しいお顔立ちだと思う。突然東北弁でしゃべりだしたのがわたし向けすぎてぶったおれた。東北弁でゲラの美形でかつ役名が咲夜くん、そんなん完全に好き。
日替わりゲストは秋沢くんと反橋くんの回に入ったんですがどっちも手が込んでて面白かった。秋沢くんの衣装、布量がすごくて超ゴージャスでスタビは日替わりゲストのためにもこんなにしっかり衣装用意しててすごいなあと思ってたらまさかの自前だった。嘘でしょ。衣装自体はどっちかっていうと面白い寄りな気はするけどそれを着こなすスタイルの良さがすごい。普通に綺麗なんだよな……。反橋さんも何かと出オチすぎてめちゃめちゃ笑った。こっちもしっかり紙芝居用意しててすごかった。ソップくんを知らなかったので急にやばいキャラ用意してきたんかと思って焦りました。
あと全然関係ないんだけど、オープニングの山沖さんが魔女宅のパン屋のお父さんっぽいという話から、ニシンのパイ焼くkimeruさんの話になり最終的に「桃子がさげてる虫かごにジジ入ってなかった?!」みたいな話になって笑い転げた。いや実際入ってたのメロンパンだったみたいですが。なんでだよ。キキこと(?)堀田くん、出番の量が違うのはわかるけどそれにしてもこの1年でおたくをめちゃめちゃ増やしててさすがでした。
GEKIIKE vol,11「STAGE」MV - YouTube
そして、まさしくお祭りとは言ったものの、コロナ禍における生活や演劇の変化については誠実に向き合ってくれたと思う。ラストを飾るこの曲がすごく好きでした。

ブログのタイトルは、自粛期間中プリパラ見てたよってだけなので内容とは全然関係ないです。